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本物を届けるために、本物に触れてきました! 「石垣フェア」に向けての石垣島2泊3日食探しツアーレポート(第一弾)

米窪 日菜子

こんにちは 温泉道場ブランドデザインラボ米窪です。2024年6月に、社内メンバー5名で石垣島に視察フィールドワークに行ってきました! このフィールドワークの成果が2025年3月〜5月にかけて系列店舗にて開催する「石垣フェア」です。石垣フェアをさらに楽しんでいただくために、このフィールドワークのレポートをお届けします。

視察の目的

今回の視察の目的は2つ。

(1)池原酒造さんでの泡盛仕込み体験
ラベルデザインから菌の配合までこだわった温泉道場オーダメイド泡盛を作ります!

(2)石垣の豊富な食材を現地の生産者と対面で取引し、仕入れ交渉
実際に仕入れた食材使って料理長がメニューを考案します。

今回のフィールドワークは、よりディープな石垣島に触れるべく、株式会社池原酒造の社長である池原さん直々に訪問先をアレンジしていただきました。池原さんのお知り合いの生産者さんや島人行きつけの飲食店など…観光ではなかなか訪れられない場所ばかり。3日間で合計15箇所を巡る濃密な視察フィールドワークです!

<参加メンバー>
社長 山﨑さん
営業本部長 白石さん
フードテックラボ部長、ハレニワの湯 料理長 薄田さん
白寿の湯 支配人&料理長 佐藤さん
ブランドデザインラボ 米窪

余談ですが…搭乗口で着替えの入った荷物をまるまる忘れた米窪。3日間ほぼバックパッカー状態で過ごしました。写真は現地で調達した八重山ゲンキ乳業のキャラクター「ゲンキくん」Tシャツスタイルの米窪です。明らかに観光客ですね、笑顔。(笑い事ではない)


 

いざフィールドワークへ

まずは空港で池原さんと合流し、視察1箇所目へ。

感想:暑い!!!!!!

日本随一の暑さを誇る埼玉から出てきた私たちも驚きました。梅雨が明けた直後の石垣島の暑さは半端なものではありません。強い日差しとしっとりまとわりつく湿気、塩の香り。やってきました…南国に。まずは腹ごしらえにランチ。
『舟蔵の里』


 
ここは、古き良き八重山の風景を再現した里山体験施設。味わいのある古民家で沖縄の郷土料理が味わえます。今回は食ツアーということで料理長たちは、隅々までメニューをリサーチします。初めて聞く名前のものは即注文。発酵をテーマにした白寿の湯で働く佐藤さんは石垣の保存食「スーチカー(豚の塩漬け)」に夢中。


 
石垣島を初め、沖縄地域では「やちむん」と呼ばれる焼き物が料理に使われます。大柄で色鮮やかなお皿は1つ1つ表情が違い、料理をより際立たせてくれる、沖縄料理には欠かせない陶器です。お皿も含め、初めて目にするものばかりで「楽しい!」を連呼したランチでした。

近くのビーチでパシャリ。


 
視察がハードスケジュールすぎて、3日間の滞在中に海を見たのはこれを含めてたった2回でした・・・。

極上マンゴーとの出会い

お腹を満たした後は、池原さんの高校の同級生が経営されているマンゴー農家「かわみつ農園」さんへ。参加メンバーは全員初めてのマンゴー収穫体験。かわみつ農園さんでは、独自の製法で「ポトリ果マンゴー」というマンゴーを生産しています。マンゴーの実に袋をかけて樹上で完熟させて、ぽとりと落下したものを産地直送するため、一般市場には出回らない極上品。同じ木にいくつかの実がなりますが、その中でも良いものを厳選し、1つのマンゴーに他の実の栄養素を凝縮させるので、甘さたっぷりのマンゴーができるのです。そんな思いを聞きながら貴重なマンゴーを収穫! 薄田料理長もとっても嬉しそう。


 
収穫体験の後は、そのままマンゴーを試食させていただきました。朝獲れの生マンゴーと不揃いマンゴーを利活用した生マンゴージュース。



 
私、生のマンゴーを食べるのがこれが初めてでして…感極まりました。分厚い果汁と砂糖なしでこれほど甘いのか!と。かわみつ農園さんでは農協やスーパーなどには卸さず、ほとんどが直取引。食べた後は即商談。仕入れについて生産者の方と顔を合わせながらお話しします。生産者さんの思いや農業の実情を生で感じ、アイデアが膨らむ料理長たちでした。

次は石垣島の人気スポット「ゆらてぃく市場」へ。皆さんは見たことがありますか? 入った瞬間香るパイナップルのフルーティーな香り、棚3列全てがパイナップルな農協を。


 
初めて聞く野菜や果物、調味料に一同大興奮。あっという間に買い物カゴが山盛りに。


 
一同が驚いたのが、サウナにも使われるレモングラスが束になって100円。安い。池原さんに聞いたところ、
「あ、それうちのおかぁが作ってます」
「え?」


 
石垣島の生産者さんは、栽培してるというよりも「庭に生えてるから獲って売った」感覚で、農協に卸している方が多いのだとか。石垣の食材がなぜ豊富なのか、その源流を感じました。土地の力が強い….。

八重山そばの食材を求めて

次は「八重山そば」の食材を調達しに「金城製麺所」(八重山そばメーカー)と「かみやーき小(グワー)」(かまぼこ店)へ。金城製麺所は1972年創業の石垣島の製麺所です。


 
八重山そばは観光客はもちろん、地元の方に愛されている島のソウルフード。金城製麺所は八重山そばの定番である「細めの丸麺」を生み出した先駆者です。


 
人気店「八重山そば処 来夏世(くなつゆ)」にて実際に八重山そばをいただきました。コシのあるストレート麺に、カツオ出汁の効いた優しいスープ。定期的に食べたくなる、最高のご飯でした。埼玉でもこの味を届けたい….。地元では、麺を茹でてソースを和えてまぜそば風に食べる「からそば」という食べ方も定番なのだとか。


 
八重山そばの具材には、細切りした牛肉とかまぼこが使われているということで、創業90年の老舗かまぼこ店「かみやーき小(グワー)」も訪問しました。先代から今も変わらない製法で作り続け、八重山地域の特産品として島の多くの人々に親しまれています。店主の方が大の野球ファンだそうで、山﨑さんとのお話も弾みました。


 
石垣島といえば「石垣牛」ですよね。1日目の最後は「石垣牛CHAN」にて、石垣牛の焼肉をいただきました。食べては商談、商談しては食べ…、暑さと食満載の1日目が終了しました。



 
いよいよ明日は泡盛の仕込み体験へ。レポート第2弾へ続きます!

米窪 日菜子HINAKO YONEKUBO

Department
(株)温泉道場/ブランドデザインラボ
Position
デザイナー

utataneのインターンを経て、温泉道場に入社。大学時代、空き家のプロジェクトを主導していたことから、地域に根付いた場づくりに興味を持つ。デザインも絶賛勉強中で、ゆるいキャラクターを生み出すのがすき。彼女の分身として「こめちゃん」と言うキャラクターがいるらしい?

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