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こんにちは! 旅するライターののっち(@nocci_84)です。前回に引き続き、アイスランドにいます。
アイスランドと聞くと、みなさんどんなイメージを持ちますか?
とにかくなんだか「寒そう」ですよね。
・・・ですが実は-20度まで下がるフィンランドやハンガリーに比べて、冬でもなんと大体平均-3度ほどで、割と暖かいんです。
国の大きさは北海道より少し小さい程度で、住んでいる人数は約30万人ほど。
そこに東京の新宿と同じくらいの人数しか暮らしていないと聞くと、イメージが湧きやすいでしょうか?
じゃじゃーーーーん!
だからとにかく何でも広大! 町を少し外れるとこーーーーんな感じで人が全然いないんです。
絶景を独り占めできちゃいますね。
さらには平和指数も世界で堂々の1位を誇る、平和な国でもあります。
ああ・・・毎日ピリピリと神経を張り詰めているバックパッカーにとって、なんて素晴らしい安らぎの国なんだろうか・・・。
世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」
さてさて、そんなアイスランドには世界最大と言われる真っ青な露天風呂「ブルーラグーン」があります。
ここはなんと夏も冬もあいている(値段は異なる)この露天風呂には、世界中から人が集まる有名な場所。
天然ではなく、地熱を利用した人口のお風呂です。空港から直行のシャトルバスも出ている、アイスランド有数の観光スポットなんです。
「冬でも露天風呂が楽しめる」のは、やはりアイスランドの冬がそれほど厳しくないことと関係があるのでしょうね。
そして撮影当日
誰だ。この国を暖かいとわたしに教えたやつは。
この日体感温度はなんと約マイナス7度。こんな中なぜ露天風呂に入らなければいけないのか。
一体、なんのために。
吹き荒れる雨とみぞれ。そして冷えて感覚のなくなっていく中、すっぴんで立ちすくむわたし。
これ・・・まじでただの苦行なんじゃないか。
半ば心が折れ始めたわたしを唯一支えるのが、予約したチケット。
実は現在ブルーラグーンはとってもとっても人気なスポットのため、事前が予約必須です。
この日わたしが予約したチケットはなんと77ユーロ(約9000円)。しかも返金は不可。
こんなの何がなんでも入らなきゃじゃないですか。
おそるおそる受け付けに行ってみると、あふれんばかりの観光客(同士たち)がいてホッとしました。
水着はレンタルが可能
ブルーラグーンは男女混浴のため水着着用は必須です。持ち込みももちろんのこと、現地で7ユーロ(約800円)でレンタルができると聞きつけたのでわたしは手ぶらできてみました。(タオルは無料で借りれます)
わたし「水着おねがいします」
お姉さん「はい、こちらになります♪」
どこからどうみても、まじのスク水でした。
わたし「え・・・私これ着るの? アラサー女子のスク水なんて一体誰がみたいの。誰得なの」
同行の友人「見たくない」
わたし「辛辣。・・・どうしよう下着で入ろうかなむしろ。水着と見た目そんなに変わんなくない?」
同行の友人「一緒にいたくない」
大人しく着ました。
いざブルーラグーンへ
水着(スク水)に着替え、いざ出陣。
この「EXIT」が外へと続く扉になります。(中のセーフティエリアでリタイアしている人もいっぱいいた・・)
そして意を決して、外へ続くドアを押した瞬間。
びゅおおおおおおおおおおお(吹き荒れる雨と風)
嘘だろおおおおおおおおあああああああああ凍るうううううううううううう!!!!!!!(凍)
寒い。
寒すぎる。むしろ痛い。
周りのフォトジェニックスポットにわき目もふらずブルーラグーンに猛ダッシュする同行の友人とスク水のわたし。
後ろからもすごい形相でブルーラグーンめがけて飛び込んでくる外人たち。
なんなのこれ。
なんの競技なの。
一体わたしたちは何をしに来たの。
地獄を抜ければそこは天国
そして地獄を乗り越えた先に待っていたのは!憧れの!ブルーラグーン!!!
どこまでもどこまでも・・・
あおーい!ひろーい!!そして・・・あったかーーーーい!
じんわーりと足下から上がってくる優しい暖かさ。
ううう・・・幸せ・・・幸せ・・・ここまで寒さを我慢して来たかいがあった・・・
場所によって温度に差がある
しばらく温まって、やっと動ける余裕がでてきたわたし。
わたし「!!!!ここむっちゃつめたっ!」
同行の友達「死ぬ」
実はブルーラグーンは天然温泉ではなく地熱を利用しているため、場所によっては温度が低いところもあるようです。
こんな寒い日にそのスポットに入ってしまったらそれはもう自殺行為以外のなにものでもないでしょう。
熱いところは38度ほどあるので、必死で探しましょう。
とりあえず一周したかったので震える体を押さえ、スク水でじゃばじゃば突き進んでいきます。
お風呂の中で飲める!1杯ドリンクフリー!
みんなプカプカ漂いながらビールで乾杯していたのが気になっていたら、端っこの方にありました! お風呂の中バー!
綺麗なお姉さんたちが飲み物を提供しています。
カウンターがお風呂の中にめり込んでいるなんて・・・!
「お風呂に入りながらドリンクを飲む」なんて、日本では想像できませんよね。
なんだかちょっとタブーなことをしているようで、ワクワクドキドキ気分。
アルコール・水なども選べますが、わたしは女子らしく「ブルーベリースムージー」をチョイス!
チケットを買うと1杯ドリンクフリー(無しだと少し安くなります)でもらえるので、温まりすぎて喉が渇いたタイミングでもらいにいきましょう。
※ちなみにこの日は震えながら飲んだのは言うまでもありません。
女子に嬉しい泥パック体験も可能
ドリンクコーナーのほかには、大人気の「泥パック」コーナーも♪ 桶の中からアイスのような棒で取り出します。
見た目がめちゃくちゃ美味しそう・・・。
この泥パック効果はよくわかりませんが、水を足すともちもちひんやり顔に吸い付いてきて気持ち良いです。
周りをみるとみんなベッタベッタ楽しそう。
乾いたらそのままお湯で流してOK。制限はないので好きなだけ塗りたくっちゃってください。
ちなみに後ろを振り返ると真っ白に塗りたくったままじっと動かない欧米のおばさま集団がいて、まるでカオナシ軍団のようでした。まじで怖かった。
ブルーラグーンに入りながらオーロラを見ることも可能
そしてなんと!このブルーラグーン、運が良ければお湯に浸かりながらオーロラが見えちゃうことも!
それもそのはず、アイスランドの緯度は66度でカナダ屈指のオーロラスポット、イエローナイフと同じなんです。
なのでわざわざスポットまでいかなくとも、町中やブルーラグーンからも見えちゃうんです。
この日は残念ながら見えませんでしたが、「一生に一度はオーロラを!」と思っているみなさま、ぜひ足を運んでみてください。
ブルーラグーンはみんなが笑顔になるワクワクスポット!
オーロラを待ちながら、冬にほっこり・・・も良いけれど、今度はぜひ夏にも足を運んでみたいです。
ちなみにこの後、ブルーラグーンから上がり宿に帰るまでがまた地獄でした。
冬に入りたいみなさま、ぜひとも準備万端でおこしください。とても良い体験でした♪
それでは〜♪