目次
こんにちは! ブランドデザイン室のナガシマです。前回に続き、おふろcafé誕生秘話について後編をお届けしていきます。
(前編はこちらから)
オープン前。ヘトヘトになりながら格闘した時期
当時、イッパシの社会人としての働き方が初めてだった私は、ヘトヘトになりながら日夜格闘しておりました。開業準備やリノベーションが進んでいく中、私はというとオープニングスタッフの面接アシスタントや、オペレーションづくりを進めていました、また施設内外の看板・会員ポイントカード・チケット・チラシなどなど…。日常業務にプラスして、デザイン業務も担っていたからです。
ハンパねぇー
だめだこりゃー
(この直後、パトカーが通りすぎていきました)
誰も体験したことのないサービスを説明する!
特にデザインの仕事は、最高に楽しく難しく。
おふろcafé utataneは複合的なサービス。まだ存在しないお店を想像しながら、世界観を作っていくのも難しいのに、誰も体験したことがない「おふろcafé」という施設がどんなものなのか、その価値をどう表現したら伝わるのか。
悩むー
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そして、悩みに悩み出来上がったチラシがこちら。「おふろにも入れちゃうカフェ」。カフェっぽいおふろ屋さんではなく、あくまでカフェと言い張る! 言い張るん!!
今までのおふろ屋さんの常識を覆すのに、この発想の転換が重要だったのですが当初はなかなか浸透しませんでした。今なお進化を続けるおふろcaféは、到底言葉で説明してわかるものでない、特別な体験価値をもつお店になったなぁと思います。
そして加速していく準備
建物も塗装してクールに…
看板もついた!
はじめて暖炉に火が灯った時のときめき…忘れられません。
スタッフ制服も決定!(左:サロンと帽子姿の代表山崎/右:ボツverの制服)
ハンモック準備OK!(ご満悦の社員・作道)
ステキな椅子も揃った!
支配人のアツい想いも伝わって!(初代支配人の酒寄さん)
オープンが1カ月ほど延期になるというアクシデントも乗り越えました。
※のちに「オープン遅れてごめんなさいキャンペーン」なんてのもやりました (苦笑)
そしてついに、2013年11月23日グランド・オープン!
ご覧ください。こうして2013年11月23日、おふろcafé utataneは誕生しました。現場対応で一日走りまわり、この日の記憶はほぼありません(笑) でも、とても清々しい青空でした。
【おまけ】おふろcafé、その後
オープン後の半年間は、本当にもう色々と…。
以前と全く変わってしまった店舗に、近隣住民のみなさんからはお叱りをいただくこともありました。しかし、おふろcafé utataneの革新はここからです!
新しいサービスが続々スタートしていきます。ほんの一部をご紹介♪
- 時間制の入館コース登場(実は最初は時間制はなくて、このとき私は通常料金を「フリータイム」という言葉に置き換えました。今は定番ワードですね)
- お昼寝プラン、仮眠室プランの登場
- 泥パックのサービス
- 様々なイベント(ワークショップ、ライブ、コーヒー書き初め)
などなど!
そしてこの方の参画も。
(現・温泉道場副社長 宮本氏/これは支配人として入社した頃の写真)
キレッキレやなー。
その後徐々に、「おふろに入れちゃうカフェ」が浸透していくことになります。初めはほとんどいなかった女性のお客様や、1日のんびりしにくるお客様が、お店のなかに溢れるまで本当に長かったー。
大変だったけど、ついにお客様の「うたた寝」姿を垣間みたときにはもう、
「やったで!」
と心底やりがいを感じたものです。
おふろcafé utataneは、人々の休日の過ごし方を本当に変えちゃったかもしれない。
「ゆったりダラダラする時間は、おしゃれで楽しい」
今後もますます進化し続けて、すべてのおふろcaféブランドを磨いていくことがいまの私たちの仕事です。これからも、おふろcaféブランドをどうぞよろしくお願いいたします。