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温泉道場がフィンランドに温浴施設開発のための合弁会社を設立しました

斉藤 綾子

こんにちは、温泉道場 社長室の齊藤です。

先日プレスリリースも出ましたが、このたび株式会社温泉道場とMonordi Oy Ltd.が、フィンランド・タンペレ市に合弁会社Omatsuri Oy Ltd. (オマツリ)を設立しました。

いっしょに会社を立ち上げたMonordi Oy Ltd.の代表取締役社長 小菅祥之さん、温泉道場 代表の山崎、そしておふろcafé ハレニワの湯の統括支配人でフィンランドサウナアンバサダーでもある新谷に、今回の会社設立について話してもらいました。

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会社設立に向けて:2社の出会い

ーまずは、小菅さんと温泉道場との出会いを教えてください。どんなご縁で一緒に会社を立ち上げることになったのでしょうか?

小菅さん:僕はもともとサウナが好きで、タンペレでサウナ施設を作りたいと思っていろいろ調べていたんです。そんな時に、友人のこばやしあやなさんから温泉道場を紹介してもらいました。

新谷:こばやしあやなさんと温泉道場は、2018年にフィンランド視察の際にアテンドしていただいたときから繋がりがあって、フィンランド、サウナ関連のことではいろいろお世話になっています。

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ー新谷さんもフィンランドに会社を作りたいって2年前くらいから言っていましたよね。

新谷:そうなんです。温泉道場が毎年行っている社内ビジネスプランコンテストの「夢会議」の、2020年の回で「フィンランドにおふろcaféを作りたい!」って企画を発表していました。そしてその後実際にフィンランドへの法人の作り方とかをいろいろ調べたりしていました。

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温泉道場ってどんな会社?

ー今回、双方のやりたいことが合致したわけですね。そこから小菅さん・山崎さん・新谷さんで実際にミーティングなど重ねて、今回の会社設立にたどり着いたと思うのですが、小菅さんは「温泉道場」という会社にどんな印象を持ちました?

小菅さん:非常にフラットでデシジョンメイキングが早い会社だな、と思いました。ミーティングのその場その場で話が決まっていくんですよね。「温泉道場」ってきわめて日本的な名前なのに(笑)、運営スタイルはアメリカの会社っぽいと感じました。

山崎:それは嬉しいですね。温泉道場はローカル地域でgoogleみたいな会社を目指します、って公言しているんですよ。

――温泉道場は、アメリカのgoogleやsalesforceに働きかた・組織の作り方の視察に行ったりもしていますものね。そして、フィンランドにも2018年から毎年訪問しています。山崎さんの頭の中では、かなり前から「海外で仕事をする」という構想があったのではないかな?と思うのですが。

山崎:海外で仕事をしたいなというイメージは2016年くらいからありました。アジアか北欧かあたりでやってみたいと思っていましたね。ただその頃はまだリソースが少なかったりして現実的ではなかったのですが、今回こういうご縁をいただいたので一気にスピード感が上がりそうです。

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会社名Omatsuriに込めた思い

ー今回、社名をOmatsuri Oy Ltd. にした背景を教えてください。どんな想いが込められているんですか?

小菅さん:オマツリ=お祭りです。老若男女が集まって楽しめる、お祭りに行く時のワクワクする感じをフィンランドの人にも体験してほしいなあという思いでつけました。実はおふろcafé 湯守座の雰囲気からインスピレーションをもらったんですけどね。
あと、「オマツリ」って発音的にもフィンランドの人に馴染みやすいんです。Oyはフィンランド語で「株式会社」を表しています。

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日本式サウナってなんだろう?

ーちなみに、会社設立の目的が「日本式サウナ・スパ施設のフィンランドにおける事業性調査を実施する」となっていますが「日本式サウナ」ってみなさんどんなイメージなのでしょうか?

山崎:日本のサウナの原型と言われているのが「かま風呂」なんですが、それはお寺の中にあるって知ってますか? 京都の瑠璃光院ってすごい有名なお寺にあるんですよね。極論言うとそれが「日本式サウナ」のイメージになるのかも。そういう要素をデザインに盛り込むか・考えに盛り込むか・・・そういうものになるかもしれませんね。

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(写真は湯守座のかま風呂)

小菅さん:かま風呂おもしろいと思います。日本式サウナ、っていったら興味本位で来る人も多いんじゃないかな? 僕はそこに日本の食やエンターテインメントの要素を盛り込んでいきたいです。

新谷:ぼくはフィンランドサウナに魅了されて今の仕事をしていますが、僕たちがフィンランドでお店をやるならフィンランドサウナをやったらダメだなと思っています。日本で独自で育った日本のサウナカルチャーもすごいんだよっていうことをフィンランドに紹介したい。フィンランドと日本の文化的な交流ができたらいいなと思っています。

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2023年の店舗立ち上げを目指して

ー今後の構想として、具体的にはどんなことをしていくのでしょうか?

小菅さん:2023年には運営を開始したいと思っているので、そこに向けて動いていきます。温泉道場さんには、日本での温浴施設運営のサクセスストーリーをフィンランドでも再現していただきたいです。フィンランドの地元の事業者も巻き込んで、一緒にやっていきたいと思っています。

山崎:具体的にどういう店になるかはこれからのリサーチ次第ですが、おふろcaféという名前の施設がフィンランドで実現できるといいなと思っています。あとは温泉道場グループの社長としては、フィンランドの生産性の高い働きかたやそれを実現するためのマネジメントスタイルにも興味があります。そういったところも今回の取り組みで楽しみにしている部分です。

新谷:現地でテストマーケティングとかもしてみたいです。まずはイベントとして出店してみるとか。はやく制限なくフィンランドに行ける日が来るといいのですが!

ーそうですね。はやくフィンランドに行きたいですよね! また動きがあったらこちらのブログでレポートさせてください。

会社名 Omatsuri Oy Ltd.
設立  2021年9月8日
代表者 代表取締役社長 小菅祥之
    代表取締役副社長 新谷竹朗
株主  株式会社温泉道場 50%、Monordi Oy Ltd. 50%

■フィンランド・タンペレ市
フィンランド共和国ピルカンマー県に属するヘルシンキに次ぐフィンランド第二の都市圏および北欧最大の内陸都市。フィンランド最古の公衆サウナ(Rajaportin Sauna)の他、世界で最も多い50を超える公衆サウナが存在することから「サウナ首都(Sauna Capital of the World)」と呼ばれる。湖に囲まれた風光明美な都市であるとともに、ムーミン美術館等観光資源も豊富。
https://visittampere.fi/ja/

斉藤 綾子AYAKO SAITO

Department
社長室/FCコンサルティング部
Position
取締役/室長

群馬県出身。温泉が好きで「スタッフはいつでも温泉入り放題」の言葉に惹かれ、自宅から車で20分、おとなり埼玉県にある「白寿の湯」で働きはじめる。

おふろcafé utatane勤務後、本社配属。動物と自然を愛するふたご座B型。趣味はゴルフ、散歩。カフェでまったりコーヒーを飲みながら読書をする時間が至上の幸せ。

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