こんにちは。世界を旅しながら写真を撮ったり文章を書いたりしている、古性のちです。
温泉道場の社員ではありませんが、実は温泉ソムリエの端くれでもあるわたしは、温泉道場でこんな風に、不定期で世界の温泉を回るブログを書かせてもらったりしています。
3年前に世界一周をしたのですが、その時どうしても、どうしても行きたかった(のだけれどテロの関係で行けなかった)トルコのパムッカレに、遂に遂に、3年越しの想いを胸に行ってきました。
世界遺産の純白の温泉「パムッカレ」へ
パムッカレへは、気球の絶景で有名なカッパドキアからバスに乗り10時間ほど。(あまり多くありませんが、日本人も数名いました)早朝到着すると、街中にはふわふわと気球たちが。どうやらここでも気球に乗ったり、見たりができるようです。時間があれば試したかった…
早速チケットを買って中へ。
ちなみに上記で話しているカッパドキアは、こんな風景が毎朝拝めます。一生に一度は行って欲しい場所。
真っ白な石灰棚を裸足で行く
石灰棚は滑りやすいので、裸足で入っていきます。わたしは朝8時頃到着したのですが、その時間にはもう観光バスが何台も止まっていました。みんな早い…!
歩いている途中、真っ白な石灰棚にふわふわと気球が舞っている景色を見ることができました。美しい。
確かに美しい場所なのだけれど…
景色は美しい。だけれど。わたしが当時恋い焦がれた、人々が水着姿で石灰棚の温泉にゆっくりと使っている光景は、消えてしまっていました。
温泉が綺麗さっぱり、干上がってしまっていたんです。
かろうじて上層部に残った温泉。その中をちゃぷちゃぷとみんな入っています。青い。綺麗。でも、切ない。
「どうしてお湯がなくなってしまったの?」と近くの警備員さんに聞いてみても、「わからない」と言われてしまう。私の憧れの温泉は、憧れのまま、永遠に叶わない夢になってしまったのでしょうか…
待って。マジで泣きそう。
ということで、落ち込む前に神殿がまるまると沈む温泉プールにそそくさと避難しました。ここは大理石の柱や、ヒエラポリスの遺跡が足元にそのまま沈んでいる場所。ここで心の傷を癒し、1時間ほどゆったりして帰りました。
「行きたい!」と思った時に、行く
「まあそのうち、行きたい時に行けばいいや」と思っていたパムッカレ。今回こうして、もう二度と会えない姿に変わってしまい、改めて「行きたい時にすぐ行くこと」の大切さを学びました。勢い大事。すぐ動く姿勢、本当に大事。
ということで何だか微妙な温泉レポートになってしまいましたが、真っ白な石灰棚は本当にもう、息を飲むほどに美しくて。
トルコに行く機会があれば、ぜひ足を伸ばしてみてほしい場所です。
次はどこの温泉に行こうかなあ。
それでは今日も、良い湯と旅を!
今回訪れた場所
トルコ・パムッカレ。デニズリ空港があるので、飛行機でのアクセスが楽です。(その場合、イスタンブールからがおすすめ)日本との時差は6時間。気候も1年を通して温暖なので、どの時期にきても比較的過ごしやすいと思います。