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【世界湯ったり紀行Vol1】地元民が集まるマレーシアの天然掛け流し温泉にいってみた

古性 のち

はじめまて、こんにちは!

温泉道場にてメディアの運営をお手伝いしながら、世界一周をしているのっちと申します。
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現在わたしは5カ国目、アジアのマレーシアを旅行中なのですが、実はマレーシア人って大の温泉好きなのを知ってましたか?

なんと首都クアラルンプールには、実はたくさんの天然温泉があるんです!

マレーシアの温泉ってどんな感じなんだろう・・・と期待に胸を膨らませつつ
(というよりは、全く湯船に浸かってないので恋しくなり)

今回はそのうちのひとつ、地元民が多く集まるという温泉「スラヤン温泉」にいってみることにしました。

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はいっ!クアラルンプールの市内からタクシー30分程で到着です。
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全体像はこんな感じ。真ん中に大きな湯船がひとつあって、周りに小さな湯船が散らばっています。色んなお湯が楽しめてさながら健康ランドのような感じですね。

すべてのお風呂が天然温泉&無料!

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階段を降りると、目の前には・・・念願のお風呂〜!夢にまで見た湯船、湯船〜!!! このすべてが天然温泉&無料で入ることができちゃうんです。
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るんるん気分でお湯加減を確認すると・・・
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あっちゃああああああ!明らかに何かがおかしい・・・。確実に50度はある。
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というかよく見ればお湯、沸騰してる。
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驚異的な温度に信じられず、隣の壺湯らしきものにも足を突っ込んでみると・・
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はあああああああああああさっきよりもさらにあついいいいいいぃいい!!!!(涙目)
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そんな様子を楽しげに見ている、ここまで運転してくれたタクシーのおじちゃん。
私:「めっっっっっちゃ熱いんですけど・・・。」

おっちゃん:「でも日本ではみんな肩までつかるんだろ。さっき君ゆーてたやんか」

私:「いやいやいやいやディファレントだよ!全然ジャパンと違うよ!これ、沸騰してるんだけど!」

入れない人に桶の貸し出しアリ

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私のように湯船に入れない人には、このような桶の貸し出しがあります。
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ちなみに大きいこんなタイプのものもチラホラ見受けられますが
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「これは有料だからあかん」とあっさり回収されました。無料の小さなものを使用しましょう。
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隅っこの方でしばらく、この桶を使って温泉を楽しんでいると、地元のおじちゃんが近づいてきました。

現地のおじちゃん:「おいお前。どっからきた」

私:「日本です」

現地のおじちゃん:「日本人か!温泉は好きだろ?」

私:「好きですけど、ここのは熱くて入れないです・・・」

現地のおじちゃん:「おい!ジャパニーズなのに何で入れないんだ!いいか!やってみろ!こうだ!」

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ザパーッ(顔面からお湯へダイブ)

お、おじさーーーーん!(発狂)

私:「いや、できるかー!」

現地のおじちゃん:「こうやってお湯に浸かると体に良いんだ・・グスッ・・」

私:「泣いちゃってるじゃん。本当は絶対めっちゃ熱いと思ってるじゃん。なんで見栄はるの・・」

現地のおじちゃん:「1人で入るから熱いんだグスッ・・・一緒に入れば熱くない!」

なるほど。一人で入るから熱いのか・・・2人入れば暑さも半分個に
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なるかーーーーーーー!

地元民に聞いてみた

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最後に入った(入れなかったけど)奥のお湯で、地元民とお話ししてみました。

私:「私は日本から来たんですけど、楽しみ方が日本と全然違いますね」

私:「日本だと長い人で40分くらい湯船に入ります」

地元のみなさん:「嘘でしょ・・アメージングジャパン・・」

私:「いやこんなに熱くないから。私からしたら泣きながら入ってるあななたちのがアメージングだよ」
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私:「なんでこんなに熱いんですか?」

地元のみなさん:「マレーシアは気温が高いからね。日中は日光にあたってどんどん温度が上昇しちゃうのさ」

地元のみなさん:「できれば明け方か、それが難しければ夕方くらいがオススメだよ。今の時間は地獄だよ(笑)」

私:「夕方だと何度くらいまで下がるんですか?今50度くらいありません?」

 

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地元のみなさん:「45度くらいまでには下がるよ!今はそれくらいあるよね。絶対間違ってるよこの時間は」

私:「いや対して変わらないわ。十分熱いわ」

マレーシアの温泉は着衣が基本

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私:「服は着たままなんですか?」

地元のみなさん:「男性は脱ぐことはあるけど、女性はまずないね。観光客もだいたい水着を着てるよ」

地元のみなさん:「特にマレーで女性は肌を見せることは少ないから、少し遅い時間だったり、朝早い時間に来てることが多いね」

私:「あ〜なるほど」
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私:「ここには週どれくらいきてるんですか?」

地元のみなさん:「週5くらいできてるよ。でも入るのが楽しみなんじゃなくて、治療のために通ってる感じだね。」

地元のみなさん:「交流の場にもなるしね。他にも沢山の温泉がマレーシアにはあるから、いろいろ試してみたら良いと思うよ」

私:「そこは日本と一緒ですね」

私:「ちなみにどこの温泉が1番温度低いですか?」

地元のみなさん:「ここかな・・・」

私:(まじか・・・)

マレーシアで温泉に入るなら夕方がベスト

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こうして1ミリも入浴することなく、マレーシアの温泉ライフは終わりました。
日本と同じような温泉を夢見ていくと残念なことになりますが、全く違う温泉を体感することができて、とても面白いスポットでした!

マレー人の方との交流も気軽に楽しめるので、気になる方は足を伸ばしてみてください〜!
それでは!

セラヤン温泉 アクセス

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クアラルンプール市内からタクシーで30分〜40分ほど。帰りはほぼ車が通らないため、帰る時間まで待ってもらうのがベストです。

古性 のちNOCHI KOSYO

Department
ビジネスプロモーション本部
Position
ライター

「旅、ときどき仕事」運営 / フリーライターの旅人✈︎ / 1989年生まれ。美容師→デザイナー→ライターと転職しました。17カ国まわって日本に帰国。今年念願の温泉ソムリエになりました。好きなお風呂は直島のあいらぶ湯。基本ふわふわと日本・世界を漂う生活を送っています。

Twitter - https://twitter.com/nocci_84
Blog - http://noccheese.hatenablog.com/

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