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【世界湯ったり紀行 Vol2~ベトナム編~】デトックス薬草湯と孵化寸前の卵スープとわたし

古性 のち

シンチャオー! 温泉道場にてメディアの運営をお手伝いしながら、世界一周をしているのっち(@nocci_84)です。

前回の記事、【世界湯ったり紀行Vol1】地元民が集まるマレーシアの天然掛け流し温泉にいってみた
に引き続き、今回はベトナム・ハノイにある「薬草湯(やくそうゆ)」に入ることができる、Huong Sen Healthcare Centerというお店にやってきました!

ちなみにベトナム・ハノイは

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この辺りです。
ベトナムのだいぶ上の方です。ここから長距離バスで隣の国、ラオスへ移動できるので、ここから陸路で国境を越えていくバックパッカーが多く集まる町なんです!

それも関係あってか、このHuong Sen Healthcare Center外国人バックパッカーに大人気のお風呂。扉を開けると多国籍の外国人たちが、ひしめき合っていました。

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カウンターに向かっていくと、値段が3つに分かれている模様。

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時間とオプションによって値段が分かれていて、わたしは一番シンプルな90分スタンダードタイプにしました。
「カメラを入れてもいいですか?」と聞いてみると、「人が映らないようにね〜」とのことだったので、カメラを持っていざ潜入です。

これがベトナム流、薬草風呂だ!

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おお・・・

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お、おお・・・・。(ごくり)

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・・・お湯の色もすごいんだけど、なんというか、ビジュアルが・・・(笑) 奥の浴槽は確実にト○レが並んでいるようにしか見えません。(ごめんなさい)決して綺麗とは言えない色ですが、お風呂中にプンプン漂う薬草の匂いがなんとも体に良さそうです。

薬草湯の効能

薬草湯は体の芯からぽっかぽかに温まり、「温浴効果」「心身代謝の上昇」「血液の循環を促進」「保湿効果」「美肌効果」などなど・・・様々な効果をもたらしてくれる、素敵なお湯なのです!

そんな薬草湯に、ここHangsenでは、たーっぷりと35分間浸かることができます。温度は大体40度ないくらいなんですが、とにかくこの薬草湯、めちゃくちゃあったまる。

お姉さん:「まずはこっちに入ってちょうだい」
と促され、樽のタイプのお風呂にドボン。

・・・しかし15分が経過するかしないかで、すでに汗だっくだっくなわたし。

のっち:「はあはあ・・・」

お姉さん:「まだよ」

のっち:「はあはあはあ・・」

お姉さん:「まだよ」

のっち:「はあはあはあはあはあはあ(顔真っ赤)」

お姉さん:「まだよ(笑)」

これ、絶対に遊ばれてる。

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結局、ふらっふらのゆでダコ状態まで耐え抜き、かなりしっかりとデトックスされました。
(さらにオプションで料金を払うと、さらにこの薬草パックをしてくれるみたいです。ツルツルになりたい人はどうぞ!)

湯船から上がると軽い軽食タイム

さて、この薬草湯にはご飯+薬草ドリンクがついてくるのです!
卵スープとカキスープから選べるのですが、わたしは迷わず卵スープをチョイス。なんでかって、1カ国目のフィリピンで貝に当たったから。もう2度と海外で貝なんて見たくない。

そして運ばれてきたのがこちら。

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右の薬草ドリンクはとりあえず良いとして、問題はこの右の卵スープさん。

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大量の薬草と、ちらりとのぞく血管の浮き出た卵。
なんじゃこれは・・・

散々怯えていると、同じく卵スープを注文した隣の地元らしきおばちゃんから

おばちゃん:「このスープを湯上りに飲むと最高に元気になるのよ」

との後押しが。

のっち:「いやあ・・でもビジュアル的に結構・・・これは・・」

おばちゃん:「食べてみて!結構美味しいから!」

のっち:「Sorry I can’t eat(ごめんなさい食べれないです)」

おばちゃん:「Let’s Try!(チャレンジしてみなさい!)」

なぜか意地でも一歩も引いてくれないおばちゃん。(泣)
結局半泣きに泣きながら食べました。味は・・・ゴリゴリする、卵でした(半泣き)

その後おばちゃんは、「勇気を出して食べたご褒美」と言ってまさかの飴ちゃんをくれました。

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一瞬ここが大阪かと思った。というかおばちゃん=飴って、全世界共通なのかもしれないですね。

Huong Sen Healthcare Centerの薬草湯は心も体もぽっかぽかにしてくれるいいお湯

海外でこんなにじんわり温まる薬草湯に入れるなんて思わなかったので、すごく貴重な体験をすることができました。というか、あんなに多国籍の人たちとぎゅうぎゅうになりながらお風呂に入るなんて、きっと滅多にできない体験でしょう。
価格もとてもリーズナブルなので、ぜひベトナムに遊びにきた際には立ち寄ってみてください♪

そしてその後、るんるん気分でバイタクを捕まえ、なぜか飴のおばちゃんと仲良く3ケツで宿の方向へと帰ったのでした。

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アクセス

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http://huongsenhealthcare.com/introduce

ハノイ市内からバイクタクシーで片道20万ドン。10分程で到着します。

古性 のちNOCHI KOSYO

Department
Position
ライター

「旅、ときどき仕事」運営 / フリーライターの旅人✈︎ / 1989年生まれ。美容師→デザイナー→ライターと転職しました。17カ国まわって日本に帰国。今年念願の温泉ソムリエになりました。好きなお風呂は直島のあいらぶ湯。基本ふわふわと日本・世界を漂う生活を送っています。

Twitter - https://twitter.com/nocci_84
Blog - http://noccheese.hatenablog.com/

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