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採用プロジェクト視察レポート 〜 温泉道場の採用を見つめ直す旅 〜

星成美

こんにちは! 温泉道場ブランドデザインラボの星です。突然ですが皆さんは、おふろ屋さんと聞くとどんな仕事を思い浮かべますか? 私たち温泉道場はミッション「おふろから文化を発信する」を合言葉に、おふろにとどまらず、飲食や宿泊など日常に密接したサービスを提供しています。


一つ一つのサービスを通して人が集まり、雇用が生まれ、地域にお金を生み出し…。そのサイクルが巡り、私たちのお店が地域を沸かすハブとなることを信じています。そして、お店の先頭に立ち、場づくりをする「沸かし人」が温泉道場には集まっています。

地域の少子高齢化や若者の都市流出などローカルの課題が浮き彫りになっていますが、私たち温泉道場も地域を沸かすために、地域の課題に向き合い、カルチャーを築き、仲間を集めていくことを模索しています。そんな温泉道場の採用の前線を担うのが「新卒採用プロジェクトチーム」(以下、採用PT)です。

“全員で採用活動に関わる” “一緒に働きたい人は自分達で見つける”をモットーに、新卒メンバーを中心に集まったメンバーで通年活動をしています。私も入社1年目から手を挙げて参加していますが、社会の変化に合わせて採用も常にアップデートする必要性を実感しています。



そんな、現代の課題やこれからの温泉道場の採用課題があるなか、採用PTのメンバーで京都・奈良の企業さまとお会いし、温泉道場の採用やカルチャー作りにどう活かせるのかを深く考える旅に行ってきました。

お会いしたのは以下の3社です。
・株式会社中川政七商店さま(奈良)
・株式会社松栄堂さま(京都)
・株式会社ピープルズさま(京都)

どの企業も100年以上の歴史を持ち、その土地に根付いた文化を大切にしながら、時代に合わせて変化し続けているのが印象的でした。

奈良 | 中川政七商店さんに学ぶ、ブランドの「根幹」を作ること

まず最初に訪れたのは「株式会社中川政七商店」。

奈良市内にある「中川政七商店 奈良本店」で、じっくりと商品の魅力に触れた後、本社へお邪魔し、歴史や取り組み、そして採用・人事戦略についてお話を伺いました。



温泉道場に比べ規模が大きい中川政七商店さまの組織運営には、共感できる部分もありながら、これからの私たちの未来につながる課題やヒントなどを得ることができました。

中川政七商店は創業が1716年と、とても長く工芸の歴史に携わってきた会社。「ものづくり」に対して真摯に向き合い、正しく伝えていくこと、そして「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを元に、製造小売業に加え、メーカーへの経営支援事業を展開するなど事業の多様さが印象的でした。

また、時代の変化に合わせて進化しながらも、根底にある理念や価値観は揺るがない、そんな強さも感じました。

「たかが、ふきん、されど、ふきん。」というキャッチコピーが印象的な中川政七商店の看板商品「花ふきん」。一見シンプルに見えますが、この言葉にはブランドの強さや信頼が込められています。

長い歴史の中で、業態が変わっても揺るがずに大切にしてきた「素材へのこだわり」や「ものづくりの姿勢」は、今も変わらず多くの方に愛されている理由だと実感しました。

また、トライ&エラーを繰り返しながら制度を作り、それをブラッシュアップしていく姿勢や、会社の文化を浸透させるための「言葉」へのこだわりなど、この柔軟性と根強い信念が、ブランドを支えていると感じました。

オフィスツアーでは事務スペースや休憩スペース、ミーティングスペースに壁がなく開放的で、社員同士のフラットなコミュニケーションが自然に行われている様子を見ることができました。こうした環境が生む創造的なカルチャーの大切さも改めて実感しました。


温泉道場はまだ14年目。

これからも挑戦し続けながら、たくさんの人に愛される歴史を作っていくためには、失敗を恐れず、これまで以上に挑戦し続ける姿勢が必要だと強く感じました。

奈良 | 東大寺で鹿の洗礼に

京都へ移動する前に…奈良の東大寺の大仏様にも会いに行ってきました。中学生ぶりの東大寺は、なぜかあの頃よりも大きく感じる…。

東大寺名物の柱くぐりも温泉道場を代表して専務の白石さんが挑戦! 無事に潜り抜きました!



 

奈良といえば、の鹿さんともご対面。鹿せんべいのあげ方にもメンバーの個性が出ますね。


 

京都 | 松栄堂さん&ピープルズさんと行う越境ワーク

2日目は京都へ移動し、創業300年以上の伝統を持つお香の老舗メーカー「株式会社松栄堂」さまと、“カランコロン京都”などのブランドを持ち、地域の伝統文化を現代的にアレンジした製品やサービスを提供する「株式会社ピープルズ」さまとの交流会を行いました。

交流会の前に、まずは京都駅にある「松栄堂 薫々」とピープルズさまが運営する「カランコロン京都 京都駅八条口店」にお邪魔してきました。「カランコロン京都」は京雑貨の温かみと可愛らしさで溢れる店舗。玉川温泉支配人の加藤さんはカランコロン京都の大ファンで、とても目が輝いていました。

ほかにもさまざまなお土産ブランドや、ベーグル・焼き菓子などのブランドを展開する「ピープルズ」さんとは、以前、「おふろcafé 白寿の湯」や「おふろcafé 湯守座」の店舗館内着を一緒に作らせていただきました。


 

カランコロン京都のお店に併設する「松栄堂 薫々」には、普段使いしやすいお香や風雅な匂い袋などが並んでおり、メンバーも買い物を楽しんでしまいました。

そして京都駅のショップを満喫した後は、交流会へ。会場は、ショップや香りの体験スペースなどがある松栄堂さんの本店「薫習館」です。

松栄堂さんのお香は、私たちの店舗の香りとしても愛用しています。空間を包み込み馴染むような香りは、京都の街中の至る所で感じることができます。いつも玉川温泉で体験している香りが京都で香ってくる不思議な体験。一同「玉川温泉の香りだ…!」と口を揃えて感動してしまいました。


体験スペースの「香りのさんぽ」はきっとSNSでも見たことある方がいらっしゃると思います。

お香をただの香りとして楽しむのではなく、そこに込められた歴史やストーリーを感じることができるような体験に、没頭してしまいました。とくに、お香ガチャガチャがおすすめです…!


交流会は、異業種の3社が集まり「越境ワーク」という研修を体験。このワークでは、会社の枠を超えたチームで、3社それぞれのカルチャーや風土を掘り下げながら「らしさ」を考えていく研修を行いました。


松栄堂さんも、ピープルズさんも、京都を中心に根強い歴史と知名度をもつ会社さまですが、長く続く企業には「変わらない軸」と「変化し続ける部分」の両方が必要だということを実感しました。特に両者とも、経営の目線が圧倒的に長く、次の世代を見据えた事業拡大や新規事業を取り入れていることにも驚きでした。

また、初めてお会いする各社のメンバー同士で自分達の会社のことを話したり、他社の「らしさ」を深ぼりしていく中で、新しい視点を取り入れていくことで、個人や会社の成長にもつながってくのではないかと感じました。

お互いの悩みには共感する部分も多く、とても背中を押される時間に。素敵な時間とご縁に感謝です。


 

視察を経て、採用プロジェクトがやりたいこと

今回の視察から埼玉に帰ってきた翌日、さっそく採用プロジェクトのリーダーメンバーで集まり、振り返りを行いました。

気づきを共有する中でもキーワードにあがったのは、
・私たちのカルチャーやサービスをより言語化し、社内外に伝えていくこと
・採用における新しい挑戦を恐れず、トライ&エラーを繰り返していくこと
・一人一人が個性を活かして、強いブランドを作っていくこと

視察前から共通の目的を持って参加したことで、視察後の議論ではより具体的なアクションまで詰めることができました。春には新しいメンバーも加わりますが、メンバー全員で課題や目的を何度もすり合わせながら前に進んでいければと思います。

これからの温泉道場や採用プロジェクトにも、ぜひ注目していただけると嬉しいです。

温泉道場の魅力

今回の視察を通して、改めて「温泉道場の強み」を再認識することができました。ワークショップの中で、温泉道場は例えると「動物園」という発表もありましたが、まさに十人十色で多様な価値観が集まるからこそ、地域に隠れるヒントを多角的に見つけて、新しく作り、発信していくことができるのだと思います。

温泉道場「らしさ」を大切に、これからも一緒に地域を沸かす仲間探しや、組織づくりを進めていきたいです。


 

今回巡り会えた皆さまへ

最後に、今回貴重なお時間をいただいた中川政七商店さま、松栄堂さま、ピープルズさまに心より感謝申し上げます。またお会いできるのを楽しみに、学びを活かして温泉道場らしい採用・組織づくりを続けていきます。本当に、ありがとうございました。


《採用PTからのお知らせ》
採用PTでは、毎月店舗ツアー付きのイベントやサウナ説明会、インスタライブなどをおこなっています。イベント情報は温泉道場公式Xにて発信しておりますので、ぜひ覗きにきてください!

星成美NARUMI HOSHI

Department
(株)温泉道場/おふろcafé utatane/ブランドデザインラボ
Position
副支配人/アートディレクター

福島県 会津若松市生まれ。自然と温泉と美味しいご飯に育てられました、地元愛が大きいです。
趣味は、プリン巡り・純喫茶巡り・映画鑑賞・写真、など… 興味を持つと、とことんのめり込んでしまう性格です。
大学では養護教諭を目指し教育学や心理学などを学びました。教育を通じた子どもの居場所づくりや、親子の豊かなライフスタイルを後押しする場所づくりを目指します。

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