お久しぶりです。おふろcafé utataneの吉田です。昨年、同ブログにて「ルートインBCリーグ」に所属する球団「埼玉武蔵ヒートベアーズ」と温泉道場の協働について執筆をさせていただいた野球オタクです! 前回のブログはこちら。
今年は新型コロナウイルスが猛威を振るい、スポーツではプロ、アマチュアともに、大会が中止になったり、リーグ開始の遅れ、日程の縮小になったりと、本当に大きな影響を受け、苦しい時期が続きました。さっそく余談ですが、私自身がプライベートでやっている草野球リーグでさえも、コロナ第1波後の球場や公園グラウンドの抽選確率が最大200倍(!)になり、全日程を消化することができませんでした。
ただ、こうした激動の中でも、2020年度もヒートベアーズはチームの優勝と選手自身の夢のため、「野球から文化を発信する」ため、そして地域を「沸かす」ために、シーズンを戦い続けてきました。
今回は、コロナ下におけるヒートベアーズと私たち運営チームの球場での取り組みについて、シーズンを振り返りながらご紹介したく思います。
シーズン開幕の遅れ
シーズン開幕のタイミングがちょうどコロナウイルスの最初のピークと重なり、他のスポーツ同様、開幕が延期することが早々に決定。本当は4月や5月の野球日和に、多くの方に今年のヒートベアーズの試合を観ていただきたかった・・・。
ようやくBCリーグ全体が開幕を迎えたのが6月20日になってから。2か月以上の遅れで選手の皆さんはコンディショニングが本当に大変だったと思います。無観客での試合からのスタートになりましたが、それでも野球ができるって素晴らしいと初心を思い出す気持ちになりました。
コロナ下での試合
この状況において、BCリーグでは特別ルールのもと試合が行われてきました。
(1)リーグ編成の変更
これまで東西2リーグ制で行っていたものを、移動距離を最小限にする関係からさらに細かく分割。ヒートベアーズは東地区の中で近隣の「茨城」、「栃木」、「神奈川」とのカードのみ実施となりました。特に神奈川フューチャードリームスさんとの試合が半分近くを占めていて、「めちゃくちゃ情報戦じゃん! これはこれで面白い!」と密かに感じていました。オタクなので。
(2)試合時間の短縮
通常9回まで行われるところを、「7回成立後、2時間45分を超えて新しいイニングに入らない」というルール。つまり、長くても3時間ちょっとで試合が終わるってことですね。テンポが早くて飽きさせない試合運びができるので、これもアリなルールでした。
(3)衛生対策
試合前に球場各地を消毒したりもそうですが、なんといっても一番変わったのは入口のお客様登録と自動検温とアルコール消毒。抵抗を示す方もいるかなと思いきや、そんなこともほとんどなく。ベアーズを応援するためなら多少の障害は乗り越える、ということなのでしょう。
お客様を迎え入れる喜び
7月14日の試合から試験的にお客様を入れることができるようになり、自治体の基準に合わせ、徐々に収容人員数を増やしていくことになりました。ただし、衛生対策の関係上、座席の間隔を空けて、大声を上げたり鳴り物での応援ができないという「枷」がありながらの受け入れ。
特に、私も大好きな「レベルの高いベアーズファンの応援」が今年は見られないのはなんとも寂しいものでしたが、それでも拍手や手拍子で必死に選手を応援する皆さまを見て、「武蔵愛」は不変だなと嬉しさも感じました。
野球の魅力発信の多様化
そんな私が球場で何をやっていたかというと、だいたい「一球速報」を担当していました。
試合の一球ごとの行方をリアルタイムにネットに情報として飛ばす係です。思っていた以上に集中力がいる仕事で、こんなに一球も目を離さないで試合を見続けたのは初めてかもしれません。たまに、インプレーの中でも微妙な判定のものがあって、公式記録員の方と「今のエラー? ヒット?」と相談することもありました。
もちろんライブ中継の映像もすぐに見られます。「応援.TV」さんではヒートベアーズだけでなく、他のBCリーグのチームの試合も放映しているので、見ていたらBCリーグに詳しくなれちゃいますよ。
仕事中で映像を見られない方は、ばれないようにこっそり一球速報見てください(笑)
別の方のブログでも紹介ありますが、温泉道場ではその他にも、球団オーナー兼CEO山崎によるYouTube配信を開始! 野球大好きすぎる社長ならではのマニアックなコンテンツです。
YouTube 埼玉武蔵ヒートベアーズ 【公式】 チャンネル
やっぱりヒートベアーズの優勝が見たい!!
昨年に続き、今年10月には温泉道場が主催する冠試合「おふろcafé DAY」を開催しました。あいにく、飲食店の展開ができなかったり、お客様の数自体も制限しなくてはいけなかったりと難しい条件でしたが、温泉道場とヒートベアーズのことをもっと知ってもらい、楽しんでいただくための機会を今年も設けることができたのは素直に良かったと感じています。
今回のコロナの影響だけに限らず、変わっていく社会情勢の中で、今後スポーツもさらなる「多様化」が求められると思っています。
温泉道場でヒートベアーズに関わる者として、このように直接お客様と触れ合える機会を大切にしながらも、おふろ屋さんならではのアプローチで、球場にいなくても野球をより面白く感じてもらうための発信を今以上に続け、そこから直接試合を見たいという方を増やしていければと思います!
そしてその上で・・・やはりベアーズのリーグ優勝が見たい!
自分の野球の知識を活かして、ベアーズのチームと選手の皆さんにも何か貢献ができることはないか、これから模索していきたいと思います!
ヒートベアーズと温泉道場、ファンの皆さまとで優勝の喜びを分かち合うために、これからも戦い続けていきます!