9月1日は防災の日です。年々、地震や台風・大雨の起こる頻度が増えていると感じます。このブログを書いている現在も、大型の台風の進路がニュースの中心となっています。今回の台風の被害を受けたみなさまには心よりお見舞いを申し上げます。
この機会に、温泉道場の防災への取り組みについてご紹介します。
市や町と防災協定を結んでいます
温泉道場の事業のひとつに、温浴施設の運営があります。温浴施設は、来店するお客さまに入浴サービスを提供しています。「入浴」という行為は衛生的な生活環境を確保するために欠かせないものなので、温浴施設はレジャーや観光としてのサービス業だけでなく「地域のインフラ」としてのサービス業の役割も担っているのです。
そんな地域インフラとしての重要性・責任から、温泉道場は運営施設のある地域との防災協定を結んでいます。協定の内容としては「災害時に地域住民に入浴機会を提供する」というものです。
埼玉県では
昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉 と ときがわ町
おふろcafé 白寿の湯 と 神川町
O Park OGOSE と 越生町
三重県では
おふろcafé 湯守座 と 四日市市
が、それぞれ協力体制にあります。
これらの温浴施設にはレストランも併設されていて、いざという時には食料の備蓄もあるので、そういった点でも安心です。実際に2019年の台風の際には、O Park OGOSEが避難場所として利用されたほか、玉川温泉では床上浸水の被害を受けた町内の世帯に、温泉を無料開放しました。
さらに、この9月には秩父湯元 武甲温泉のある横瀬町とも防災協定の締結を予定しています。
お客さまと一緒に防災への意識づくりにも取り組みます
実際に災害時の対応だけでなく、その前段階で災害に備える意識を持っていただく機会として、防災ワークショップなどを店舗で行なっています。玉川温泉では、これまで「土嚢づくりワークショップ」や「防災テント及び段ボールベットの解説・体験会」、水消火器を使った「消火訓練」など、お客さまやスタッフ、町役場や地域の協力者などとともに行ってきました。
おふろcafé 湯守座で行った、元消防隊員による「防災リュックづくりワークショップ」もとても人気でした。
いざという時に備えて
各店舗では、休館日などに定期的に避難訓練を行い、避難経路の確認や消化器の利用方法などを確認しています。会社全体としては緊急時においても従業員の安全を確保しながら自社の事業を継続するためにBCP(事業継続計画)を作成しています。
こちらは社員1名に1つ準備されている防災リュックです。各個人への配布品なので人事異動の際は異動先の店舗へ持って行き、そして退職する時にも返却不要(自宅へ持って帰って活用いただきます)となっています。
備えすぎるということはない!
しっかり準備をしているものの、いざ本当に災害が起こった際にうまく行動できるか、まだまだ不安はあると感じます。いざという時に落ち着いて行動できるように、施設運営に関わるひとりひとりが、これからもしっかり準備をして行きます。