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今年4月にオープンした旅する温泉道場の新たな仲間。サウナが最高! いなべ阿下喜ベースの中を探検してみた。

山本 未歩

株式会社旅する温泉道場・おふろcafé湯守座の山本です! 2024年の4月に、旅する温泉道場として2店舗目である「いなべ阿下喜ベース」がオープンしました! いなべ阿下喜ベースは、おふろcafé あげき温泉、新上木食堂、AGEKI BASE HOTELからなる温泉複合施設です。今回は、いなべ阿下喜ベース内の、おふろcafé あげき温泉、新上木食堂に訪れた様子をレポートします!

いなべの魅力がたっぷり詰まったエントランス


まず入ってすぐに目に入るのは、黒板のいなべ市マップです。大学時代にデザインを学んでおり、今年の4月に新卒で入社された野尻さんが内定者時代に描いた渾身の力作です。

この黒板は、「いなべ市の情報が集まる、まちのインフォメーション的な役割にしたい」という宮本さん(旅する温泉道場 代表取締役社長)からの依頼を受けて、作成することになったのだとか。
 
いなべに引っ越したばかりで、まちを知る良いきっかけになると前向きな気持ちで取り組んだ野尻さん。普段働いている中で、お客様が黒板を指さしながら、まちについてお話しをしている様子をみると胸がいっぱいになると言います。今後は、更にいなべ阿下喜ベースでしか掴めない情報を追加するべく、マップの更新もしていくと意気込みを語ってくれました。最近は、地図をネットで簡単に見ることができるので、手書きの地図は味があって良いですね!
                     
黒板の棚にはいなべ阿下喜ベースに関わった方々のプロフィールもこのようにひとりひとり記載されています。

また、フィットネスルームも、別料金で利用できます。運動した後には、温泉で汗を流すことができるので、ぴったりですね! 

いざ温泉へ。

温泉は3種類。41℃のあつ湯。39度のぬる湯。そして露天風呂です。露天風呂は、岩に囲まれて趣があります。また、温泉のなかにも蒸気多めのボナサウナがあります。面白いのは、クラウドファンディングのリターンとして、あらゆるお店の名前が鏡広告に洗われているところです。湯守座には鏡広告がないので、新鮮でした。

いざサウナへ。

サウナラウンジへと続く通路の上を見上げると、カラフルなドライフラワーが! 阿下喜商店街にあるフジモリ植物さんのドライフラワーです。色とりどりで良いですね。

あげき温泉のメインはサウナラウンジSerow。Serowはいなべ市にも生息する、国の指定特別天然記念物であるカモシカを意味しています。こちらは、オリジナルのカモシカのキャラクター「あげかもさん」。入社4年目のデザインが得意な西川さんが考えたものです。

サウナは3種類。アウフグースが出来るような広々とした「murmur」、話しやすいように真ん中のサウナストーブを囲むように設計された「pitter-patter」、寝ころびながらサウナに入ることができる「moon」です。
murmur
pitter-patter

私が特に気に入ったのは、「moon」です。上を見上げると、なんと!星空がみえます。この時は、お昼だったのですが、夜だったらきっともっと綺麗だろうなと思いました。
 
また、このmoonではキューゲルというアロマ水を凍らせたものを体験する事ができます。これを、サウナストーンの上におくと、熱せられてゆっくりと溶けだし、蒸気と香りがサウナ室内に広がる仕組みです。
 
今回は、いなべ市の名産石榑ほうじ茶のキューゲルを使用しました。こちらをサウナストーンの上に載せると、ゆっくりと穏やかなほうじ茶の香りに包まれ、目をとじると鳥の鳴き声のBGMがきこえ、森の中にいる気分に。。。それはもう最高でした!

moon

スタッフやゲストがアウフグースをするサウナ室「murmur」では、1日に約2回アウフグースが行われています。アウフグースとは、熱せられたサウナストーンに水をかけて発生した蒸気を、スタッフがタオルであおぎ、熱風を送るサービスのことをいいます。
 
タオルをくるくると回し、曲にあわせて舞う。パフォーマンスを見ているだけで楽しいのですが、なんといっても個性がでるのは、アウフギーサーが選んだアロマです。今回のアウフギーサーは西川さん。使用するのは、アップルミント、レモングラス、ラベンダーの3種類。アップルミントは、自家製のものを使用しています。
 
西川さんのアウフギーサーネームは、「ナチュラルミュー」。自然由来のリラックスできる風を送るという意味で、アウフグースの精鋭集団「Aufguss Professional Team」所属の永井テツヤさんが命名されたそうです。その名前通り、曲も舞も柔らかく、リラックスすることができました。

アウフグースで身体がポカポカになったあとは、シャワーを浴びて水風呂にドボン! 水風呂は豊富な地下水をくみあげた井戸水を使用しています。外気浴スペースは外にあり、開放感を感じることができます。

私は、普段サウナに入っても、水風呂が苦手で足しかつけることができません。そんな私でも、アウフグースを受けた後だと、水が冷たいとあまり感じず、初めて気持ち良いい!と爽快感を感じることができました。屋外で青空を眺めながらの外気浴というのも、嬉しいですね。

また、サウナのお供にぴったりのアイテムもたくさんあります! デトックスウォーターと、いなべ市産の石榑茶のほうじ茶。小腹が空いた時にピッタリのドライフルーツと、ナッツ。目の前には、本場フィンランドのサウナの様子を表したパネルも設置されています。

サウナに入ってお腹が空いたら、新上木食堂さんのお食事!

いなべ阿下喜ベースに行ったら、新上木食堂さんのお食事も外せません! 食堂はもともと体育館だった場所を活用しているので、天井が高いです! 青森のねぶたを模したもくもくとした雲の照明と木のぬくもりを感じることができる空間です。


私は、夜定食をチョイス。鶏むね肉のカツレツ。エスニックソースは、タイのナンプラーという香辛料を使用しているんだそう。メインのお料理に加えて、小鉢は全部で5種類。特に椎茸と大根のナムルは初めての組み合わせで美味しかったです。調味料もほとんどが自家製。つるむらさきのお醤油は、普通の醤油より少しとろっとしており、優しい味わいでした。心も身体も元気になるお食事とはこのこと。

最後に

自然が豊かな三重県いなべ市で、温泉にサウナに美味しいお食事。いなべ阿下喜ベースでの時間を通して、ゆっくりと自然を感じてリフレッシュしてくださいね。何もかも忘れるくらいのとびっきりの気持ち良い最高なサウナをご用意してお待ちしております!

山本 未歩MIHO YAMAMOTO

Department
(株)Kii company/天然温泉 おふろcafé 湯守座
Position
サブマネージャー

大学生の時に、偶然のようで必然の出会い、様々な地域にふらっと帰ることが出来る場所がある喜びを知り、「お風呂で地域を沸かす」という理念に惹かれて入社。
寝る前にたまに日記を書いています。読書と旅と古着、喫茶店も好きです。どこでも寝ることができます。

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