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備えあれば憂いなし! 温泉道場BCP導入について&O Park OGOSEの避難訓練レポート

小林 佳奈

こんにちは、HR&カルチャー室の小林佳奈です。お客様の安心安全を守りながら、非日常の空間や居心地の良いお店作りをしている温泉道場。いつ災害や、震災が起きてもおかしくないということを念頭に各店舗避難訓練の実施や、防災への備えに力を入れています。また、日々の事業を継続させるために従業員の安全を確保することも大切にしています。

今回は、先日導入された温泉道場BCP(*)についてと BIO-RESORT HOTEL & SPA O Park OGOSEで行なった避難訓練・消火訓練の様子について書きたいと思います!

(*)BCP とは?

企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や 緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
(中小企業庁 HP より)

温泉道場のBCPについて

 
目的
緊急時においても従業員の安全を確保しながら自社の事業を継続する

基本方針
✓ 人命(従業員・顧客)の安全を守る
✓ 自社の経営を維持する
✓ 顧客からの信用を守る
✓ 供給責任を果たし、従業員の雇用を守る
✓ 地域経済の活力を守る
✓ 衣食住に関わる商品をお客様に提供する業態であるため社会からの要請に応える

なぜ事業を継続することが大事なのか?
企業にとって大切な経営資源とは、「人・物・金・情報」と言われることが一般的ですが、災害時においてもこの4つを確保していくことは非常に重要とされています。なぜ、これらのリソースを守ることが大事なのか? それは、人命を守り・雇用を守ることが、結果的に地域社会への貢献に繋がるからです。たとえば私たちの運営する施設は、温浴施設/宿泊施設という役割だけではなく、緊急時には避難所として開放できる側面を持っています。直近では2019年東日本台風の際に、O Park OGOSEを避難所として開放しました。「お風呂・食事・寝床」があることは非常時に強みとなります。緊急時にこういった施設を開放するためにも、まず温泉道場の施設自体が正常に運営できていることが前提となるのです。

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上記に則って、具体的には下記のような準備を行いました。

1.対策本部の設置
緊急時の連絡網として、指示系統が明確化されています。誰からどのルートで安否確認が行われるか。どこに正しい情報が集約されるかが重要なポイントです。また、使用者側の対応原則も記載されていますので、「出社したほうがいいの…?」「どの連絡手段を使えばいいの…?」という起こりうる疑問点にも回答が記載されていました。

2.災害に対する事前準備
防災リュックの支給。今回、社員1名に1つ防災リュックが支給されました。各個人への配布のため人事異動の際は異動先の店舗へ持参すること、そして退職時にも返却不要という点がポイントです。貸与物ではなく返却しなくていいと明記されることで、いざという時に気兼ねなく使用できそうです。内容も豊富な37点セット! リュックの作りはしっかりしているのにコンパクトなので、女性でもしっかり背負うことができました。

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O Park OGOSEの避難訓練|いざという時のために。命を守る経路を確認

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先日O Park OGOSEで行われた避難訓練の様子も紹介します。写真は支配人の佐藤さん指示のもと、全部署のメンバーで避難経路、防火シャッター、消化器の確認を行っている様子です。みなさん、とても真剣です。

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こちらは避難時の役割分担をしている様子です。館内放送・消防署への連絡・お客様の誘導など行うべき役割を明確にしていきます。さらにここで認識しあったのが “安全に避難する” ということです。例えば、O Park OGOSEでは温浴施設も併設していることから、お風呂場にいる時に避難が必要になる場合もあります。その場合どのように備品を提供したら、お客様が安全に避難できるかということも想定しての訓練となりました。

避難訓練のポイント
1.頭を低く、口にハンカチやタオルを当てる
2.スタッフは各エリアのお客様を避難経路に誘導する
3. おかしもち “おさない、かけない、しゃべらない、もどらない、ちかよらない”

今回の避難訓練では、この3項目を特に注意しながら行なっているのが印象的でした。避難経路を先に確認していたことで屋外への避難までスムーズに終了しました。

消火訓練|火の特徴を知り、適切に初期消火する

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今回の訓練用にお借りしたのが、こちらの水消火器。通常の消火器と同じ仕組みなので訓練に適しています。消火訓練開始の前に事前勉強を行いました。まず最初は消化器の仕組みを適切に理解すること。そして、次に火の特徴について学びました。消火の方法として火柱を消そうとするのではなく火元を消火することが効率的な消火作業に繋がるそうです。

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消火中も“身を低く”がポイントです。これは、自分たちの身の安全を確保した上で初期消火にあたるためです。お客さまの安心安全を守る事と共に、共に働いてくださるスタッフさんの安全を守る事も大事だなと改めて身が引き締まる思いでした。

さいごに

災害や火災、震災、感染症は起こらないのが一番ですが、いつ来てもおかしくない と思い日々備えていくことが大事ですね。自分のまわりの大事な人を守るためにも基礎知識をしっかり身につけていきたいと思います。

小林 佳奈KANA KOBAYASHI

Department
管理部
Position
室長

埼玉生まれ、埼玉育ち。就職活動時期にbivouacへ訪れたことで、温泉道場に興味を持つ。昭和レトロな玉川温泉での勤務を経て、現在はHR&カルチャー室に所属。幼少よりピアノを習う。大学では、コミュニケーション文化学を専攻。イギリスの文化に興味をもち、イギリスの音楽について研究を行う。座右の銘は「好きこそものの上手なれ」将来は芸術文化に携わって生きていきたい。

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