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お久しぶりの世界湯ったり紀行になりました、温泉ソムリエの古性のち(@nocci_84)です。
最近年齢のせいなのか、以前にも増して温泉の存在にありがたみを感じています。
実は先月、人生で2度目のフィンランド湯ったり旅に出かけてきました。
と言っても「湯」ではなく、今回は「サウナ」のお話です!
沈まない太陽に、鮭に自然に…フィンランドってこんな場所
ちなみにフィンランドは近年日本からの直通便も増え、約9時間で行き来が可能です。しかも時差がー6時間なので、朝飛び立っても現地に到着するのは昼!お得気分すぎる…。
日本と国土は同じくらいですが、人口はたったの550万人。なので、道やお店もゆったりと風通しが良いです。自然もたくさん! 暮らしている人の幸せ指数が高いのも頷ける。ご飯も空気も全部美味しいです。(私のチョイスの問題なのか、基本ジャガイモと鮭のオンパレードだったけれど)
フィンランドの湯ったりと言えば「サウナ」!
「フィンランド人は三度の飯よりサウナが好き」と言われるくらいに、フィンランドの温浴文化といえば、無視できないのがサウナ。本当に町の至るところにサウナがあります。
湖のそばにサウナ。
公共施設の中にサウナ。
ハンバーガー屋と隣接してサウナ。更に観覧車型の回るサウナまで。
(初見信じられなくて3回くらい聴き返しました)
実は前回、3年前の冬にフィンランドを訪れた時にもサウナに入ろうと試みたのですが、インドからきた為気温差にやられ思いっきり風邪をひき、チャレンジできませんでした…今回念願のリベンジ!
とりあえず季節最高のフィンランドの街を散歩
うきうきのサウナグッズを持って、早速若者に人気があると噂のサウナ「ロウリュ」へ。
トラムと呼ばれる電車でも行けるのですが、お天気サンサンで最高に気持ちよかったので徒歩40分くらいかけて向かうことに。
THE・北欧な街並みにテンションはMAX。この日は「ものすごく暑い!」という気温ではなく(むしろ涼しい)何故かすれ違う人みんなアイスクリームを持っていて、メルヘン全開でした。後で聞いてみるとフィンランド人はアイスが大好きらしく、世界消費量1位!冬でも食べるそうです。街中にアイススタンドがぽつぽつと立っていたので、私も真似っこ。
そしてこの直後(本当に直後)カモメに狙われべっちゃべちゃになるわたし。
日本の観光地に行ってアイスを食べていると空中からかなりの高確率で狙われる私。日本の鳥達に大人気だと思っていたのですが、海を越えても特に関係なかった。
ちなみに、フィンランドサウナに入るときには「サウナハット」と呼ばれる帽子をかぶるらしく(熱さから髪の毛を守る為)向かう途中のサウナショップでるんるん気分で購入しました。基本男女一緒に入るので、水着の着用は必須になりますが、持っていない人もレンタルが可能なので、持っていない人も安心です。
海沿いのサウナロウリュに到着
だらだら歩く事40分。ロウリュに到着!日本だと「サウナ単体で建物がある」ってなんか信じられないのですが、ここは更に隣にカフェまで付いているんです。すごいなあ。
ちなみに目の前は海。開放感最強。
まずは海が目の前の広々カフェ&レストランスペースへ
いっぱい歩いたのでお腹もぺこぺこ。まずはカフェスペースに足を運びました。
個人的に天井が高くてテラスもあるカフェが大好物なのですが、ここ両方兼ね揃えてる。ライスボウルとビールを注文して、ウキウキ気分でまずはテラス席へ。
そしてこの直後、ライスボウルをカモメに食われるわたし。
唇を噛み締めながら大人しく中の席に座りなおす。1日に二度も。なんで私も懲りないのか。
まんぷくのお腹と一緒にお店から続いているサウナへいざ
腹ごなしもかねて、早速サウナゾーンへ。靴を脱いで、カウンターにサウナに入りたい旨を伝えます。ちなみにここはサウナ初心者さんも多いので、頼めばスタッフさんが丁寧に入り方からレクチャーしてくれます。安心。
水着とタオルを受け取り、ロッカールームへ。スマホの持ち込みは制限されていませんでしたが、一歩サウナルームに入ると水蒸気がすごいので、置いていく、またはジップロックを持参してその中に入れてあげるのがオススメです。
基本サウナルーム・休憩スペース(中)・リラックススペース(外)に分かれていて、外からはそのまま海へダイブできます(!)こんな感じで階段が続いている。噂には聞いていたけれど、まさか本当に湖にダイブする文化があるなんて。そして観光客達がきゃっきゃっとみんなダイブしていく。女性の方が躊躇なく飛び込んでいる事に割と衝撃を受けました。
フィンランドサウナは基本「ロウリュウスタイル」という、日本とは違い水蒸気で室内を暖めるタイプ。なので空気中は湿度をたっぷり含んでいて、お肌プリプリになります。日本のサウナが苦手な方にオススメです。
ちなみにサウナハットは、この後行ったもっとローカルなサウナではみんなかぶっていたのですが、ロウリュでは誰もおらず…めっちゃ浮いてました。(みんなそれなに?って目で見てた)
ただ、やはり被っていると頭が熱くならず快適。勇気を出してぜひかぶってほしい。
そしてクールダウンでは、ビールも頼むことができる!日本では考えられません…。サウナに入る→中でクールダウン(シャワー)浴びる→ビール飲む→サウナ入る→海へダイブ!→リラックススペースでだらだらする の永遠ループ。
これ、1日いられる。
THE温泉!ではないかもしれませんが、今まで行った世界湯ったり紀行でいちばん気持ち良いかもしれない…。
この後まんまとフィンランドサウナにはまり、街中のサウナにも行きました。(そして別の街ではリピートまでした)「フィンランド人が三度の飯よりサウナが好き」の世界に、つま先だけ突っ込めた気持ちになりました。
ちなみに、フィンランドには湯船文化はあまりありません。宿泊したホテルにもサウナがついてました。徹底的!
フィンランドに訪れた際は思いきってサウナにチャレンジするべし
はじめ、ルールがわからず施設の見た目も割とハードル高めなのでめちゃくちゃドキドキするのですが、入ってしまえばその気持ち良さに骨抜きになります。あの、湖に飛び込むスリリングな感じも最高なんですよね。
この気持ち良さを知っている今なら3年前の私の胸ぐらを掴んで間違いなくこう言える。
「風邪なんて、引いている場合じゃねえ!」と…!
私は確実に新しい扉が開きました。ハローニューワールド。
ぜひ、フィンランドを訪れる際はサウナにチャレンジしてみてください。
実は大宮の「おふろcafe utatane」でフィンランドが体感できるらしいです
実は現在、大宮の「おふろcafe utatane」がフィンランドフェアの真っ最中!
館内でとびきりのサウナを体験する事ができます。
また、実はこの旅で私が撮影した写真も言葉とともに展示していただいています。今回全面なんと布で作成しました。めちゃくちゃ素敵な仕上がりになっている&2019年8月31日まで飾っていますので、ぜひ身体中でフィンランドを体感してください。(カフェにはフィンランドメニューもあるよ!)
フィンランドのサウナを回るツアーもできました!
https://www.tabikobo.com/tour/TFIAY6HT-HELSTD-SAUNA-YE
そしてなんと、フィンランドのヘルシンキ、そしてサウナ都市タンペレのサウナを回る最高のツアーができました! 気になる方はぜひのぞいていただけたら嬉しいです。(コチラから)
それでは今日も、良い湯ったりライフを!