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こんにちは。ライターの古性のちです。この温泉道場メディアで記事を書きはじめて、もうすぐ1年が経過します。わたしが関わりはじめてから今まで、アクセス数不動の1位をキープし続けている記事があるんです。
それがこちら!
フィンランドのサウナに行ったら人生変わった話。
現在、温泉道場の運営する「おふろcafé utatane」で副支配人をしている、新谷さんの記事です。
フィンランドを訪れた際に「フィンランド式サウナ」に心を鷲掴みにされ「フィンランド式サウナ、日本に作りたいんや!」と、熱い思いを胸に温泉道場にジョインしたお話が書かれています。
この記事を読んでいると、とても気持ち良さそうなのですが・・・そもそも「サウナ」自体がまったく好きではないわたし。この記事を読むたびに、気持ちが想像できませんでした。
なので今回は、新谷さんにフィンランド式サウナの魅力について語っていただきました。最後にイベントの告知もありますので、お楽しみに!
新谷さんを虜にした「フィンランド式サウナ」って日本式と何が違うの?
ご本人に聞いてみた
こちらが本日お話をうかがう新谷さん。フィンランドのサウナに関する本をごっそり抱えて登場してくれました。
新谷 竹朗(しんたに たけろう):石川県出身。フィンランドを旅した際に偶然立ち寄った公共サウナに一目惚れし、温浴業界を志す。おふろcafé utataneの副支配人として奮闘中。- プロフィールから引用 –
日本で一般的にサウナと呼ばれているものは「乾式サウナ」。
フィンランド式は「蒸気式サウナ」
ー 今日はよろしくお願いします。さっそくですが「フィンランド式サウナ」って、日本のサウナとどんな違いがあるんでしょうか?
新谷: まずひとつ目の違いが、温度と湿度の違いです。日本で一般的にサウナと呼ばれているものは「乾式サウナ」にあたります。これは、室温がだいたい80~100℃、湿度が10~15%と、温度が高くて湿度が低いんです。それに比べてフィンランド式サウナは、室温が70~80℃程度、湿度が20~30%ほどで、温度が低めで湿度が高い「蒸気式サウナ」なんです。
新谷: 蒸気式サウナでは「サウナストーン」と呼ばれる石をあたためて、そこに水をかけて水蒸気を発生させます。なのでサウナ室の中は、ずっと一定の温度に保たれているのではなく、ものすごい熱い時間と、ぬるい時間が交互にやってきます。ぬるくなってくると、誰かがまた水をかけて、室温が高くなる。そのゆるっとした時間が、めちゃくちゃ気持ち良いんです。
新谷: そしてふたつ目の違いが、サウナの楽しみ方です。乾式サウナでは、熱々のサウナ室でじっくり汗が出るまで我慢したのち、水風呂にザブンと浸かります。もともとは男性が好む傾向が強かったのですが、近年ではダイエットにも良いと言われ、女性の利用も増えています。
新谷: それに対してフィンランド式サウナ(蒸気式サウナ)は、少しぬるめのサウナ室でリラックスしたのち、湖に飛び込んだり、そのまま共有のラウンジでビールやカフェを楽しみます。そんなクールダウンを挟みながら、2〜3回サウナ室に出入りします。
新谷: これがその共有ラウンジです。
ー 想像よりものすごくオシャレ。ハンモックまであるんですね!
新谷: 僕もおどろきました。みんなサウナから出てきたまま(裸のまま)お喋りや、ビールを楽しみます。ちょっとしたカフェみたいな雰囲気なんですよね。日本だと湯上り・サウナ上がりはきちんと着替えて、整えてカフェに行くのが一般的じゃないですか。これにはカルチャーショックを受けました。みんなサウナでリラックスしているので、その場で交流も生まれやすいんです。外人でも気軽に受け入れてもらえます。
フィンランド式サウナは「湯船に浸かり、リラックスする感覚」と似ている
ー フィンランドのひとたちは、どんな目的でサウナに入るんですか?
新谷: 先ほども少し触れたんですけど、基本的に「リラックス」するためにサウナを利用します。ダイエットのためとか、健康のためでなく「気持ち良いから入る!」みたいな感覚ですね。日本人が温泉に入る感覚と、近いかもしれません。
ー もともと日本でもサウナはよく入っていましたか?
新谷: 全然入りませんでした。むしろ苦しくて、あまり得意ではなかったんです。フィンランドに行った時も「サウナ」と聞いて躊躇していたのですが、現地の方におすすめされたので、恐る恐る訪れました。そしたら今まで経験したような息苦しさはまるでなくて、とても気持ち良かったんです。リラックスの他にも、サウナをコミュニケーションの場として捉えている雰囲気も、好きになったキッカケですね。
フィンランド式サウナの良さを広めたい。そんな思いで自らイベントも主催
ー 最近、フィンランド式サウナのイベントも主催していると聞きました。
新谷: そうなんです。今までサウナが苦手だな・・・と思っていたひとにも「こんなサウナもあるよ!」というのを広めたくて、イベントをはじめました。僕が今まで我慢大会だと感じたいたサウナとの違いを、みんなにも知ってほしかったんです。そもそもは自分が入りたい! という気持ちも強かったんですけどね。
新谷: 実際に簡易式のサウナ小屋を、フィンランドまで購入しにいったことがあって。イベントではそれを使用しています。サウナで気持ちよくなったあとに、川に飛び込んで、みんなで美味しいものを食べる。このイベントがとても好評で「苦手だったサウナが好きになった」と言ってくださる方も増えたのが、とても嬉しかったです。
ー 将来的には、フィンランド式サウナの施設をオープンしたいのですか?
そうですね! 日本で作りたいです。そのためにも、フィンランド式サウナの良さをどんどん伝えていきたいと思っています。
ー ありがとうございました!
フィランド式サウナは心の栄養のために欠かせない場所
最後に、サウナ室でかぶるお茶目な帽子(天井から垂れてくる水蒸気よけ)を見せていただきました。こんな可愛い帽子をかぶって入るサウナ、それだけでめちゃくちゃ楽しそうです。
フィンランド人にとって、なくてはならない存在のサウナ。わたしもゆるゆるっとした時間を過ごしながら、リラックスを目的にしたサウナを試してみたくなりました。
2017年8月5日(土)に、フィンランド式サウナを体験できるイベントが開催されます!
そんな気持ち良さ抜群! なフィンランド式サウナを体験できるイベントを、新谷さんが開催する運びとなりました。「サウナ苦手・・・」な方も、ぜひぜひお気軽に遊びにきてください。あたらしいサウナ道への扉を、一緒に開いちゃいましょう!
イベント詳細 ▼
- 日時: 2017年8月5日(土)13:00集合/18:00終了予定(途中退出自由です)
- 場所:ときがわ町農村文化交流センター(埼玉県比企郡ときがわ町本郷929-1)最寄り駅のJR明覚駅から徒歩28分またはタクシー乗り合いが便利です。車での参加も可能。
- 費用: 実費3,000円 (機材・燃料の費用、フィンランド的な伝統料理 or BBQ 代込み)
※ ドリンク・その他焼きたいものは持参 - 持ってくるといいもの:
(1)水着・タオル・濡れてもいい服装(サウナ・川遊びするのに必須! TシャツでもOK)
(2)ドリンク(サウナの後は、たくさん水分補給しましょう! 近くに自販機がないので注意)
(3)キャンプ道具(河川敷で石がゴロゴロしてます。椅子とかハンモックとかあると優雅です〜) - その他: 会場にはトイレ、水場あり。シャワーなし。近くの温泉「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」で、ひとっ風呂浴びて帰るのがオススメ!
http://tamagawa-onsen.com/ - 参考:フィンランドサウナが一番良く分かるマンガ –
http://srdk.rakuten.jp/entry/2016/02/15/110000
参加はこちらから
たくさんのご参加お待ちしています。それでは♪