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大学3年の決断! 温泉道場の”全部やる” インターンで学んだ経営と現場のリアル 〜 インターンから温泉道場へ 礒貝編〜

礒貝侑矢

温泉道場25卒、昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉所属の礒貝侑矢です。現在の業務内容は、主にフロント、厨房、ビンゴ大会の司会などをしています。出身は名古屋で、大学進学を機に京都に4年間住んでいました。ちなみに、大学に入学した時期がコロナ禍だったので、京都の観光地を独り占めできてかなり満喫しました。

大学4年の夏におふろcafé ハレニワの湯(以下 ハレニワ)でインターンを経験し、温泉道場に入社を決意しました。今回は温泉道場との出会いからインターンでの学び、このブログを書いている入社2カ月現在やっていることまでをお届けしたいと思います。

大学時代の興味や関心

大学では、総合人間学部に所属し、主専攻は心理学、副専攻としては、行動経済学や、統計学、確率論などを学んできました。進学する際、大学では幅広く自分の興味関心を広げたいと思っていたこともあり、ボランティアや動画編集、プログラミングなど、学内外で幅広い経験をしました。


 
大学3年時に、マーケティングとシステムへの関心からシステム系ベンチャー企業のWebマーケティング部門で1年間の長期インターンを行い、toB向けコンテンツ制作やGA4・GTMを用いた効果測定、KPI設計から施策実行までの一連の流れを経験するとともに、プロダクトの立ち位置や競合比較を自らまとめることで、ビジネスと経営の基礎を実践的に学びました。

温泉道場との出会い

就活では、コンサルやメガベンチャー、IT、マーケティングなど、幅広い業界・業種を検討していました。面談や短期インターンを行う中で、どの会社に入っても、その先の未来がワクワクするものを想像できず、悩んでいました。長期インターンをしながら就活をして忙しくしている中で、唯一の癒しが友人とスーパー銭湯に行くことでした。おふろにゆっくり浸かってリラックスしながら、いつもより少し深いコミュニケーションをとる何気ない時間が心地良かったです。

スーパー銭湯に関連する仕事であれば、ワクワクできるのではないかと考えて、温浴ビジネスについて調べ、温泉道場という会社の存在を知りました。ただ、趣味を仕事にするのはそんなに簡単なことではないという不安もあった中で、長期インターン先の代表に「悩んでる時間がもったいない。考えすぎず、突破力を大事にするべき。できる限り早く1番興味が湧くところに10割で突っ込む方が市場価値はあがる」という言葉をかけていただき、温浴の世界に飛び込んでみようと覚悟を決めました。たまたま代表の前職で同期だった、温泉道場専務の白石さんとお話しする機会をいただき、インターンがあることを知りました。大学が関西だったため、飛び込む不安はありましたが、代表の言葉や白石さんの後押しもあり、3カ月間埼玉に移住し、インターンにエントリーする覚悟を決めました。

エントリーした後は、改めて「温浴施設の経理、マネージメント、マーケティングなどといった運営の基礎を知りたい」「温泉道場の方針・組織体制・経営状況を知りたい」といった目的を固め、ハレニワの支配人らと面談を行い、正式にインターンをすることが決まりました。

京都から埼玉へ! インターンシップスタート

入社初日は、始発の新幹線に乗って、京都からハレニワへ向かいました。炎天下の中、キャリーケースを持ってハレニワに向かったことを覚えています。インターン開始時の支配人との1on1では、最初の1カ月はまず現場を知り、残りの2カ月で課題設定とアクションを行うという方針を決めました。

8月は、とにかく現場を覚えることに必死でした。特にインターンを行った2024年8月は、これまでのハレニワの中でも特に忙しい月だったそうです。大変ではありましたが、そのおかげで一気に現場を覚えることができ、いろいろな改善点も見つかりました。休みの日も、ハレニワとの違いを探しに、自転車で行ける範囲を中心に、近くの温浴施設に行っていました。また、インターン中は温泉道場の直営施設を無料で利用することができます。この機会を生かして、レンタカーを借りて埼玉県内の全ての店舗に行きました。



 

インターンシップでのアクション

8月の現場での経験を経て、目標設定のプレゼンで、「現場での細かい改善を20個行う」「月30万円を稼ぐ仕組みを作る」の2つを実行することを表明しました。9月・10月の2カ月間、さまざまな課題にぶつかりながらも、立てた目標に向けて行動を積み重ねました。休日にも店舗に足を運び、お客さまの様子を観察するなど、全身全霊でハレニワに向き合った日々だったと思います。

1つ目の改善目標については、回数券の集計の簡略化や、豆電球の自動オンオフ設定など、8月の現場経験でためた気づきをもとに、合計20件の改善を実現できました。インターンという立場を活かして、スタッフさんと社員さんの間をうまく行き来し、協力してもらいながら、改善策を実行していったことがやりがいがありました。

2つ目の収益化の目標については、最終的な収支はほぼトントンではありましたが、副支配人の金城さんや高久さんと壁打ちを重ねた中で、特に力を入れたのが「売店の配置換えとPOPの作成」でした。売れていない商品の面積を縮小し、売れている商品の面積を拡大させました。雛壇陳列やお客さまの目線の高さで展開するなど、魅力的な売店にすることで、売上アップを図りました。字やイラストが得意なスタッフさんにPOPの作成をお願いし、POPで余白を埋めたり商品を伝えていくことで、ゾーンのコンセプトが一目でお客さんに伝わるよう工夫しました。


 

インターンシップで学んだこと

インターン中はハレニワで過ごすお客さまを見て、スタッフさんと話して、とにかくハレニワをどうより良い店にしていくか考え、熱中した3カ月だったと思います。インターンで一番学んだことは「簡単に思い浮かぶアイデアは基本うまくいかないということ」です。いろいろなアイデアが浮かんでも、同じことを思いついている可能性が高いということです。それをやらないことにはやらない理由(オペレーションが回らない、採算が合わないなど)があるということを実感しました。

特に売上を伸ばすことに関しては、よりシビアにビジネスの難しさを痛感しました。他の人にはできなかったことを、自分ならできる理由を模索していくと、自分らしさや自分にしかできない強みが発揮される必要があります。自分の強みと、PDCAを高速で回すことを掛け合わせて初めて、ビジネスとして自分で売上を作ることに繋がるのだと学びました。


 

温泉道場に入社を決めた理由

温泉道場に入社を決めた一番の決め手は、実際にインターンで温泉道場の店舗内外の多くの方と関わりながら話を聞いて、ワクワクする将来のビジョンが固まったからです。インターン期間中はハレニワでの勤務だけでなく、温泉道場の社員全員が集まる「未来会議」や、新卒1年目の方が受ける「新卒研修」などにも参加させていただきました。インターン期間中だけでも、元々興味があった「温浴施設の経理、マネージメント、マーケティングなどといった運営の基礎」と「温泉道場の方針・組織体制・経営状況」などを知る機会が多くありました。

また、インターンを経て入社したため、事前に「どのような店舗にどのような支配人の方がいてどういう状況か」をわかった上で配属先を希望することができました。他にも、現場の覚えがスムーズであったり、ハレニワとの違いを踏まえて改善点を考えることができたりと、入社した今でも様々な面でインターンを行ったメリットを感じています。


 

今、温泉道場でやっていること

入社後は、ときがわ町にある「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」に配属になりました。新卒1年目の6月現在、玉川温泉の「8月の売上アップ」に取り組んでいます。個人予算として合計20万円をUPさせることを目標にいくつかの策を練っている段階です。インターン期間での悔しさをバネに必ず売上を伸ばしてみせます。

温泉道場は新卒にいろいろなきっかけやチャンスを与えてくれる会社だと思います。その理由は大きく2つあります。1つは、店舗の支配人に多くの決裁権限が与えられていることです。温泉道場のカルチャーとして、コミュニケーションがフラットなため、新卒1年目でも支配人が気づきやアイデアに耳を傾けてくれます。そのため自分で手を挙げれば年次は関係なく、アイディアを実行するチャンスがあります。ハレニワのインターンの時であれば、私の気づきやアイデアに耳を傾け、実際に20個改善案を実行できていることが何よりの証拠です。

もう1つの理由は、研修や視察の機会が多く、さらにそこで得た学びを、店舗へ還元する機会も数多くあることです。例えば入社してすぐの5月に、支配人とペアで繁盛店を回る視察ツアーがあります。この視察では、繁盛店の良い点を店舗に還元するため、当日に1個以上、自店でのアクションを決定して持ち帰ります。実際にこの視察で知ったことを活かして、発注ミス削減と負担軽減を目的に、備品ごとの「発注カード」を作成しました。結果、スタッフさんが在庫状況に応じて発注のタイミングと量を管理でき、属人化せずに運営できるような体制になってきました。

このような環境があることで、「8月の売上アップ」施策は、目標立案〜支配人へのアクションプランの壁打ち〜企画の実行まで、自分の手で行うことができています。アクションを実行するために、アルバイトやパートのスタッフさんを巻き込んで、みんなで店をよくしていこうと考えることが非常に楽しいです。スタッフさんから自分の知らない店舗の知見を引き出し、若手のスピード感を掛け算することで、信頼と実績を作っていくことができると考えています。今回の「8月の売上アップ」施策も信頼と実績を上げるチャンスだと思って楽しんで取り組んでいます。


 

就活生の皆さんへ伝えたいこと

就活は、特にやりたいことはないのに、急に人生の選択を迫られた感じがしてすごく難しいと思います。私自身、いろいろなことを考えて、多くの方と話して悩んでいました。

今改めて考えると、自分の経験や趣味、将来の目標から興味のある要素を少し引っ張り出してきて、とにかく決めて一歩行動してみることが一番重要だと思います。行動してみると、いろんなことが見えるようになって、いつしか経験や覚悟に変わっていきます。私も、温泉道場のインターンへ踏み出したから、自分の将来が明確になりました。今の仕事に覚悟を持って取り組めていると思っています。

温泉道場には、「デザインを仕事にしたい」「温浴施設の運営・経営に興味がある」「地方創生に関わりたい」など、幅広く興味や手段を持っているメンバーがいます。動機はなんであれ、興味関心をぶつける先が温泉道場にはたくさん用意されています。まずは面談であなたの興味関心を教えてください。インターンや採用イベントでお会いできることを楽しみにしています!


 
<お知らせ>
♦︎温泉道場では通年でインターンの受け入れを行っています!
“地域留学プログラム”として、地域のリアルに入り込み課題に挑む、実践型インターンを行っております。 
詳細はこちら ▷https://ondoholdings.com/28177

♦︎ 温泉道場では毎月学生向けの新卒採用イベントを開催しています。
温泉道場への入社やインターンへの参加など、興味のある方はぜひイベントでお会いしましょう!
詳細はこちら ▷https://onsendojo-career.com/1366/

礒貝侑矢YUYA ISOGAI

Department
(株)温泉道場/昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉
Position

大学時代の唯一の趣味が友達のスーパー銭湯にいくことだったので、温浴ビジネスに興味を持ちました。大学4年の夏、ハレニワでの3ヶ月のインターンを経て、25卒で入社しました。
私の人生でやりたいことは、デジタルで温浴業界をアップデートし、世界中に展開することです。

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