みなさんお久しぶりです。
武藤です。
2016年9月に温泉道場は新たに「おふろcafé bivouac」をオープンします。
このオープンにあたって熊谷で営業を終了した「サイタマ健康ランド」を現在リニューアル工事中です。
シャベルカーとか入って、天井とかヒッペがしたりしてます。
結構大胆です。でもどんな施設になるのかワクワクです。
ちょっと工事が大胆で心配・・・
❏サイタマ健康ランド
熊谷市に28年前に埼玉に初めて誕生した健康ランドこと「サイタマ健康ランド」は2016年6月で営業を終えました。
大広間での食事、カラオケ、宴会など、仮眠スペースなど家族にも、近所の高齢者、会社帰りのお父さん、終電を逃した学生さんたち、長距離運転のドライバーさんなど多くの方々に愛されてきました。
今日はそんなサイタマ健康ランドに27年間の長きにわたり努めてきた
須永俊也支配人にお話をいただきました。
❏27年間、多種多様なお客様とふれあい続けてきた
金融関係の会社から24時間営業のサイタマ健康ランドへ転職しました。入社後、始めての仕事はフロントに立っての接客でした。
その時、前職とのギャップはほとんど感じませんでした。
もともとサービス業というのはこういう物だろうなという事をある程度分かった上での転職だったので、すんなりと業務に入って行けたのだと思います。
ただ24時間営業の店舗ということで、昼の勤務や深夜など不規則な勤務が多く、自分自身の体調管理が大変でした。
その反面終夜営業という事もあり、朝から晩まで多種多様なお客様との出会いがありました。
夜の仕事の方、家族連れ、高齢の方…自分とは全く縁のなかったようなお客様との出会いなど、一人ひとりから世の中の様々な面を学ばせて頂きました。
日々、接客や館内クリーン、浴室清掃などをこなしながら、最高のサービスを届けたいという想いで日々業務に取り組みました。
❏11年間、支配人として
マネージャー副支配人を経て、今日までの11年間支配人として勤務してきました。つい昨日まで支配人でありながら、フロントでも清掃でも、ヘルプが必要であればとにかく何でもやりました。(笑)
幅広い年代の方々が勤務していたので従業員同士の意見の違いや考え方の違いも多く、支配人としてどうやって「働きやすい職場」を作っていくのかということに悩んだ時もありました。しかし若いスタッフの意見を聞いて新しい感覚に驚かされたり、年配のスタッフの深い人生談などを訊く事で新しいアイデアが生まれ、プラスに転じることもありました。
支配人としてその難しさや喜びを感じ、人を育てることに注力しました。
❏お客様とのコミュニケーションから学ぶ
私はサウナが好きで仕事終わりに良く利用していました。サウナと水風呂はお客様からの人気が高かったんですよ。
私が仕事終わりにサウナを利用していると、お客様がふらっと入ってこられて隣に座り、なんとなく世間話が始まるんです。
そんなお客様との会話の中から思いがけない発見や気づきを得ることもあります。
私がその中で特に大事だなと学んだことが、「お客様と同じ目線」で自分の店舗を考えるということです。
お客様とお話しをしていると、実はいろいろなことが見えてきます。
そのお客様は普段どんな生活を送っていて、どんな事に興味があり、何に悩んでいるのか等、だんだんとお客様の背景が見えてきます。そこからまた、お客様にさらに満足していただけるには今後どんなサービスが必要なのかと考えをめぐらせます。
加えて自分の店舗は普段は見慣れてしまっているせいか館内の小さな問題に中々気がつけません。
お客様と同じ視線や同じ気持ちで館内を一通り回ってみると「!」と思うことがあります。
その「!」や新しいサービスの開発のきっかけとしてお客様との会話は貴重な時間でした。
❏28年間お疲れ様でした
私自身、27年間サイタマ健康ランドで働き、本当に貴重な時間を過ごしました。
今日まで健康ランドならではの、ここでしか学べない体験が数多くあったと思います。
サイタマ健康ランドは今年の9月から、おふろcafé bivouacとして生まれ変わりますが、
今まで以上に多くのお客様に楽しんで頂ける施設になれるように私自身頑張って行きたいです。
この店舗に対し28年間お疲れ様という気持ちとともに、新しく始まる29年目をこの店舗としっかり手を取り合い共に歩んで行こうという気持ちです。オープンを是非楽しみにしていてください。