おふろcafé 湯守座で働く大瀧 貴嗣さん。旅する温泉道場に中途入社して2年目となります。これまでのキャリアや今後の挑戦について、新卒3年目の馬部がインタビューしてみました。
おふろcafé 湯守座での働き方
――いまどんなお仕事をしていますか?
おふろcafé 湯守座の副支配人として、店舗運営をしながら、新卒メンバーやアルバイト・パートスタッフさんのマネジメント業務を行っています。また、温浴施設に欠かせない設備関連の運用・点検について学んでいるところです。
――どんな場面でやりがいを感じますか?
お客さまに「今日も元気にやっているね」「いいお湯だったよ」とお声がけいただくときです。お客さまの幸せそうな顔をフロントで見ることができるときに、やりがいを感じますね。また、一緒に働くメンバーに対しても、皆の聞き役となることを意識しています。こわばった表情がゆるんだ状態でお仕事をしてもらったり、すっきりした顔で帰っていただいたりして、みんなのガス抜きができたときに嬉しさを感じます。
――なるほど、コミュニケーションの部分で、やりがいを感じていらっしゃるんですね!
コミュニケーションはとても大事にしています。23時間営業している店舗なので、お客さまへ常に安定したサービスをお届けするためには、設備点検はもちろんですが、メンバー同士のコミュニケーションが何よりも大事だと感じています。それぞれのスタッフが働く時間も早朝から深夜まで幅広いです。単なる業務の引き継ぎという面だけではなく、相手の考えの背景や言葉のニュアンスを理解するためにも、直接お会いした時の対話を大事にしています。
元公務員から、おふろ屋さんへ。
――転職を考えたのは、どうしてですか?
以前は公務員の消防士として働いていました。人助けをできる仕事であること、地域で役割を持っていることもあり、やりがいはとても感じていました。ただ、定年までずっと続けていくイメージが自分のなかでつかず、モヤモヤしていました。同時に、一度きりの人生をより楽しむためには「面白いと感じること」を仕事にしても良いのではないか。そんな思いから、転職活動をスタートさせました。
――「旅する温泉道場」に出会ったきっかけとはどういったものだったのでしょうか?
転職活動を始めて最初のころは、一般的な転職サイトなどで仕事を探していたのですが、なかなかしっくり来ないなと思っていました。そんな時、「日本仕事百貨」というサイトで出会ったのが「旅する温泉道場」でした。実際におふろcafé 湯守座にも足を運びましたが、よくあるおふろ屋さんとはまったく違う。そんな衝撃を感じて、より興味を抱きました。
最終的に、エントリーを決めた理由は3つで、まず、「人を大事にしている会社」なのだと感じたこと。それから、面白いことを続けていけそうだという感覚があったこと。エネルギッシュで個性的なメンバーとともに、どうしたらお客さまが喜んでくださるか考えながらサービスや企画を作りあげていくことが、とても楽しそうだと思ったんです。最後に、経営者・経営層に近い距離で、店舗運営や経営について経験を積んでいけると感じたからです。
あとは、面接を対応してくれた神保さんが元警察官ということもあって、「元公務員でも民間で活躍している人がいる!」と、そんな部分にも共感しました。
――実際に入社してみていかがですか?
社長の宮本さんが、ふらっと事務所に来てお話をして… という風景は衝撃でしたね。距離が近くて、日常的にコミュニケーションをとることができる。経営に近い立場でいられるということも嬉しく感じました。とくに公務員を続けているなかでは、経験できていなかったであろうこととして、会社のPLを見て、アクションまで考えることができる。という環境は本当にすごいなと感じています。
――逆に、入社してから苦労した部分はありますか?
今まではいわゆる縦社会だったので、すべてにおいて法律やマニュアルが決まっていました。その中では、右にならえで動いていました。旅する温泉道場に来てからは、マニュアルによって定められていない部分も多くて。それを判断して決めていかないといけない立場ですが、「これも決まっていないんだ…」と思うことはよくありますね。そのギャップは大きかったですが、そこは逆に面白い部分でもあります。「今定まっていない」からこそ、いろいろなことをスピード感をもって改善できるのは、とても挑戦のしがいがあるなと感じています。
入社してから、消防とのコラボイベントも行ったことがあります。自分で連絡をとってすり合わせて、企画をして開催に至ったのですが、今までの職場では考えられないスピード感でした。やりたいことがあったら、「とりあえずやってみたら」という答えが返ってくる。そんな環境です。
旅する温泉道場ってこんな会社
――「旅する温泉道場」って、どんな会社ですか?
旅する温泉道場のメンバーは、社員に限らず、パートスタッフさんもみんな元気なんです。「お店をよくしたい」という思いとエネルギーにあふれているというか。繁忙の忙しい日でも、嫌な顔一つせず、ともに店舗を運営してくれたり、よりよいお店にするためにアイディアを出してくれます。忙しい中でも踏ん張って、毎日いろいろなことを考えて「いいお店をつくろう」「数字をつくっていこう」「働きやすい環境を作ろう」と皆頑張っていますね。あとは、若い会社ということもあって、これからもっといろいろなことができる、とてもポテンシャルがある会社だなと思っています。いろいろなものを秘めている気がします。
――大瀧さんのチャレンジしたいこと、叶えたい夢を教えてください。
私は岐阜県に住んでいるので、岐阜におふろcaféを出店したいですね。あとは、個人的には、働く人がみんな幸せでいられるような会社やお店をつくりたいです。きれいごとかもしれませんが、個人や家庭の事情で何か我慢して働かないといけない、そういった問題をすべてクリアして、みんなが幸せになれる会社を作りたいです。働くうえで、どうしても苦労や嫌な理由はあると思うのですが、それを極力なくしたい。実現はとても難しいことだとは思うのですが、「みんなが幸せに働ける場所をつくる」という思いはずっと持っていたいです。
――記事を読んでくださった方にひとことお願いします!
旅する温泉道場には、なんでもできる環境があります。「いろいろなことができる」ということが、温泉道場グループの強みです。迷っている人、悩んでいる人にも、飛び込んでほしいです。少しでも興味を持っている方がいらっしゃったら、お気軽にイベントに足を運んでいただければと思っています! お待ちしております。
――ありがとうございました!