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入社をきっかけに東北から三重へ! エネルギッシュな新卒一年目・遠藤さんの働き方

馬部桃花

三重県を拠点とする旅する温泉道場では、新卒メンバーが2023年度に2名入社しています。現在、おふろcafé 湯守座で働く新卒1年目の遠藤颯汰さんに、入社から約5カ月経った今、インタビューをさせていただきました。

いまのお仕事について

――いまどんなお仕事をしていますか?
おふろcafé 湯守座で、店舗運営に携わっています。フロントでお客さま対応をしたり、館内の清掃をしたり、ビンゴの司会を行なったり、あとはサウナでお客さまに「熱波」を送ったりと幅広い業務を担当しています。僕はサウナが大好きで、サウナの中でお客さまに風を送る「熱波」の仕事はいちばん楽しい仕事です。お客さまもこのサービスの時間に合わせて来館してくれることもあり、とても嬉しいですね。熱波を通してお客さまとコミュニケーションをとるのですが、「この熱波をモチベーションに仕事を頑張りました」というお言葉をいただいたりして… この仕事をやっていて良かったなあと感じます。

ちょうど最近、TwitterなどのSNSの担当も任されるようになりました。その時に心がけているのは、「宣伝感」をできるだけなくすこと。「新卒メンバーの新鮮な目線で情報を届けてほしい」と任せていただいたんです。なので、お店について、できるだけ正直に伝えたいと思っています。もともと、湯守座は「現代の芝居小屋」をコンセプトに設計された施設です。長年常連のお客さまは「大衆演劇」に詳しい方も多いですが、僕自身は湯守座に来て初めて大衆演劇を見ました。だからこそ、「初めて見た人からはどんな魅力があるのか」を伝えるようにしています。僕たちの世代は、あまり大衆演劇に触れ合う機会はないかもしれませんが、湯守座に来てこの文化を知ってもらえたら嬉しい。そういった気持ちで、お客さまに寄り添いながら投稿を考えています。

――どんなときにやりがいを感じますか?

入社してから覚えることばかりなのですが、今はそれを一つ一つ覚えていくことがやりがいです。毎日必ず覚えることがあって、少しずつできることが増えていく感覚を嬉しく感じています。最近だと「レジ締め」にチャレンジし始めたところです。おふろ、大衆演劇、飲食、宿泊など、いろいろな機能を持つ23時間営業をしている施設なのでなかなか大変ですが、先輩に教わりながら頑張っています。

――逆に、課題はどういった部分で感じていますか?

課題は、たくさんの業務に携わるなかでのバランスですね。ひとつの業務に意識が向きすぎて、店舗運営に必要な他の部分がないがしろになってしまわないように心がけています。

「サウナ」「熱波」への思い

――遠藤さんが、湯守座でもっとやってみたい仕事は何ですか?

もっと「熱波」にコミットしたいですね。今は、店舗を運営するのに必要な基礎基本を覚えているところですが、それができるようになったら熱波やアウフグースに磨きをかけられるようになったら嬉しいです。湯守座に来てくださったお客さまが、「明日も頑張るぞ」と思って帰ってもらえるようになったらいいなと感じています。あとは、大学で児童福祉について学んでいたので、お子さま連れのお客さまに楽しんでもらえるような工夫をしたいです。子どもってエネルギッシュなので、子育てって本当に大変だと思うんです。「親御さまはゆっくり休めて、お子さまは楽しめる」という空間を湯守座でつくれたらいいなと密かに思っています。

――学生のころは、どんなことに興味を持っていましたか?

ずっと福祉の勉強をしていました。社会福祉士の資格をとるため、児童養護施設などに実習に行ったこともありました。実は、自分は「趣味」があまりないタイプでした。何かに「ハマる」ということはあまりなかったのですが、サウナはよく通っていました。最初は「趣味」という自覚もなかったのですが、「これを仕事にしたい」「好きなことを仕事にしないと後悔するかも」と感じて… 社会福祉士の資格取得を目標にしながらも、「サウナ」を仕事にすることを心に決めていました。アルバイトも、毎日サウナに入りたくて近くのサウナの施設で働いていました。

入社してみて感じたこと

――いろいろな温浴施設があるなか「旅する温泉道場」に入社した理由を教えていただけますか?

最初は埼玉で開催している温泉道場の説明会に参加していました。その中で、「旅する温泉道場」も提案していただいたんです。当時「旅する温泉道場」は子会社で、まだ発展途上だが伸びしろがあるということで、決意しました。

――出身が岩手で、大学時代も東北にいらっしゃったとのことですが、三重のベンチャーへの入社への心配はなかったですか?

「全然知らない場所に行く」ことに対して、「怖い」という気持ちよりも「楽しそう」という気持ちが勝っていたんです。でも実は、温泉道場グループの採用のキャッチコピーの「集え、変わりもの」が怖くて…(笑)「全然変わりものじゃないけど、ついていけるかな」という不安はありました。でも今は、変わりものに囲まれてとても楽しいです。

――入社して、ギャップに感じる部分はありましたか?

「本当に幅広い業務に携わる」ことは聞いていて、構えて入社をしたので意外となかったですね。「まず全部覚える」という気持ちで、どんな業務でもチャレンジしてみようと思っていました。でも、ビンゴの司会をやったのには驚きました。こんな人前に立つこともやるのだ、と。最初は、「これで雰囲気あってるのかな…」と、常連のお客さまの顔を伺いながらすすめていましたが、最近は自分らしさも少しずつ出すことができるようになりました。

――職場の雰囲気は、どんな感じですか?

先輩が優しすぎて、逆に心配になることがあります(笑) 困ったときにすぐ助けてくれる先輩ばかりです。実は、内定者時代にも「ええじゃないか!三重ツアー」で会社の皆と交流する機会がありました。その時にひとつ上の先輩の小川さんとは、お風呂・サウナ好きということもあり「気が合う!」と感じていました。小川さんって、本当に面白いんですよ…。小川さんと話すたびに、僕の頭の中にはなかった考え方に出会うので驚きがあります。

副支配人の大瀧さんは、職場の全員に目を向けていて、少しでも顔色や表情がすぐれないと心配して声をかけてくれるんです。忙しい中でもどうしてこんなにも余裕があるのだろうと、尊敬を感じます。仕事以外でも、この前フットサルを一緒に楽しんできました!

あとは、「読書会」もあるんです。代表の宮本さんからおすすめされた本を、月1で佐々木さんと新卒1年目のメンバーで読む会で、湯守座や自分のキャリアにどう活かせると思ったのかをディスカッションしています。

――遠藤さんは、どんなメンバーと一緒に働きたいですか?

「まずやってみる」という気持ちを持っているメンバーと働きたいです。温泉道場グループの募集要項を見た、「素直、勉強好き、プラス発想」という文言が印象に残っているのですが、その大切さを湯守座で働いていて実感しています。「向いていないかも」と思うことでも、まずやってみる。好き嫌いをせず、まず取り組むことができる人が向いているのではないかなと思っています。

――ありがとうございました!!

馬部桃花MOMOKA UMABE

Department
管理部
Position
副室長

北欧エストニアのタルトゥで交換留学生として1年間過ごし、北国の風景とエストニアのサウナ文化に心を奪われる。エストニアに関わる仕事をするため、温泉道場に入社。
知と知、経験と経験、偶然と偶然がつながる感覚が好き。
座右の銘は「幸福度は移動距離に比例する」。
人生の伏線をできるだけ張り巡らせるため、移動を大切にしています。

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