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三重県を拠点とする株式会社Kii company(以下、Kii company)は、2024年4月に新店舗のいなべ阿下喜ベースをオープンしました。いなべ阿下喜ベース内のおふろcafé あげき温泉(以下、あげき温泉)で働く岡田彩子さんへ、現在の働き方や夢をインタビューしてみました。
農業法人から、おふろ屋さんへ
ー Kii companyとの出会いを教えてください!
前職では農作物の生産を中心に、農業を通した障がい者の方々の支援に関わらせていただいていました。都会の生活が自分には少し合わないなと思っていたこともあり、将来は地元で暮らしていくことを考えていました。地方創生という分野にも興味があり、自分自身のステップアップも見据えてお仕事を探しているときに、知人から日本仕事百貨というサイトに掲載されているお仕事が私の性格に合ってるんじゃない?と教えていただいて、そこでKii companyの求人に出会いました。
ー どういった経緯で入社を決めたのでしょうか?
自分が何がしたいかを改めて考えたとき、Kii companyの理念と自分の生き方に通ずるものがあるなと感じました。実は家族に反対されたこともあり、入社は直前まで悩んでいたんです。いなべ市には行ったことがなかったので、実際にその土地で働いている方々に触れてから決断しようと決めました。
その後、「星空未来キャンプ」といういなべ市での企業説明イベントに参加させていただきました。様々な方とゆっくり焚き火を囲んでお話しして、ああ、ここで働いてみたいなぁと思ったんです。
オープンから現在まで、あげき温泉での働き方
ー いま、あげき温泉ではどんなお仕事をされていますか?
2024年3月のあげき温泉の立ち上げとオープンを経て、店舗運営の基本的な内容について、ひと通り関わらせていただきました。具体的には飲食の立ち上げ、売店の管理、アウフグースやパートさんの採用なども行っています。
ー なかでも印象的だったお仕事はありますか?
接客業自体が人生で初めてだったので、そこがやっぱり印象深いです。お客さまとの関わりがやっぱり一番大事なお仕事だなと思っているので。日々のコミュニケーションしかり、口コミやお客さまからのフィードバックしかり。お客さまへのニーズに誠実に応えながらよりよいお店を作っていく、というところが面白いです。
ー 入社してすぐ、店舗の立ち上げに参加するのは大変だったのではと思うのですが、いかがでしたか?
プレオープンの日のお客さまが来てくれた瞬間が一番印象的でしたね。私はあげき温泉の立ち上げは途中から合流したので、スタッフさんとの関係づくりも重要でした。お互いに励まし合いながら、二カ月間必死に準備を進めました。
プレオープンの日はフロントに立たせていただいたのですが、お客さまをお迎えした時にうるっと来てしまって。当日はみんなてんやわんやで、想定外のトラブルも全員で連携して必死に乗り越えました。本当に貴重なタイミングで参加させていただきましたし、生きていてこんな気持ちを味わえることはそうないんだろうなと思います。
Kii companyってこんな会社
ー Kii companyって、どんな会社ですか?
コミュニケーションがとてもフラットです。社長の宮本さんへ気軽に質問できる環境もありますし、年下の20代メンバーも対等に接してくれていて。「みんなでお客さまのためにいいお店作りをする」という目標のもと、しっかり同じ方向を向いて意見を出し合って、日々のお仕事に関わっているところが印象的です。人間関係が良いのが何より嬉しいですね。
チャレンジや失敗に対しても寛容であると思います。たとえば、「やってみないとわからないからとりあえずやってみたらいいんじゃない?」「向いていそうだからこの人に任せよう」というように、本人の特性や強みを把握した上で仕事を振ってくださったり。宮本さんをはじめとした上司メンバーが「ダメだったら、それはそれでやりようがあるよね」というマインドをいつも伝えてくださっています。失敗した時はしっかりフィードバックをくださったり、わからないと伝えると真摯に回答いただけたり。上司メンバーがまっすぐ指針を持って進んでくださるので、安心してついていけるし、萎縮せず、のびのびと仕事ができる環境だなと思っています。
ー 岡田さんのチャレンジしたいこと、叶えたい夢を教えてください。
今の目標は、あげき温泉の飲食を軌道に乗せることです。きちんと売上を立てて、お客さまにとって、より居心地のいい空間を作りたいです。そのために、どんどんお店のクオリティを上げていきたいと思っています。些細なことの積み重ねですが、掲示物に統一感をもたせたり、細かいところまで清掃が行き届いていたり。お客さまが心地いいと思えるような、地域から愛されるお店にしていきたいですし、いなべ市全体を巻き込んでいけるようなイベントなども、取り組んでいけたらいいなと思っています。
実は、「あげき温泉の事務所の裏を畑にする」という野望があって、開発を始めました。カフェで使うハーブを植えたら楽しくなってしまって。いつかは、自分で栽培したハーブを使った香りを楽しめるサウナコンテンツを作っていきたいと思っています。
今後の目標を考えたときに、今の私には、自分のお店を出したい、農家になりたいというような具体的な目標はなくて。「何になりたいか」よりも、「毎日が充実してること」が大事なタイプなので、 一日一日を自分が納得するように生きていけたらいいなと思っています。
ー 記事を読んでくれた方にひとことお願いします!
Kii companyは、人と人とのマッチングやつながりを大事にしている会社です。「お互いに納得した上で満足して働く」ことをとても大事にしているので、インターンシップを通して働くメンバーや会社の風土に触れたり、実際にお店を利用したりと段階を踏んで知っていける機会もあります。 じつは私、Kii companyの採用チームにも参加しているんです。
インターンシップでは、同じくKii companyが運営しているおふろcafé 湯守座のSNSの開設・分析・運用や、湯守座の花粉症イベントで使う「じゃばら」という果物を北山村へ取りに行ったり、実際にメンバーの一員として働きながら会社を知っていただく機会を作ったりしています。会社説明会は、実際にあげき温泉を見ていただくことで、会社の事業やおふろの仕事、私たちの働き方や夢から紀伊半島を沸かす醍醐味を感じてもらいたいという思いで実施しています。
また、おふろやさんの仕事だけでなく、おふろを舞台に幅広いことに挑戦できる環境でもあります。その環境で「自分の得意を生かしたい」と思えるような、枠にとらわれないでお仕事できる方は働きやすいのかなと思います。その点、あげき温泉のメンバーはとても当てはまっているんですね。得手不得手があっても、それをちゃんと認識している。でもチャレンジ精神はしっかりある、というところがすごくいいなと思っています。自分にもお客さまにも 嘘をつかず、まっすぐ同じ方向を向いていける人と一緒に働けると嬉しいです。
Kii companyは「さあ、地域を沸かそう」を掲げるONDOグループのDNAを受け継ぎ、東海・西日本を中心としたエリアで温泉を核としたまちづくり、サウナや宿泊施設の開発や運営に取り組んでいます。海や山、川といった雄大な自然や、世界遺産の熊野古道など、まだ注目されていない西日本の魅力を発掘し、人とまちをポカポカと元気にする取り組みを行っています!
Kii company では、あなたの“好き”を原動力に、紀伊半島・西日本の未来を熱くする“プロプレイヤー”を募集中です。人を楽しませたい方。まず行動してみる前向きな方。何かに夢中になれる方。私たちと一緒に、新しい物語をはじめませんか?