皆さん、こんにちは!
新卒で入社して3年目、現在は滞在型リゾートホテルBIO-RESORT HOTEL&SPA O Park OGOSEで働いている山口弘人です! ニックネームは『ぐちこ』です!(実は社内ではまだあまり浸透していないとか…..)
そんな私が今、温泉道場で働く中で感じたことを、なるべくありのままの形で書こうと思います。情報があふれる中で、ここまでたどり着いていただき、ありがとうございます。折角こうやってお会いしたのですから、最後までスクロールして良かったなと少しでも思ってくだされば、嬉しいです。
ぐちこの現在地
今はホテル運営の川上から川下まで一気通貫で担当しています。なかなかイメージしづらいと思うので、ざっくりお伝えすると、売上をアップしたり、利益を残すために計画を立てて、イベントやプランを企画し、来ていただいたお客さまに満足してもらえるように、日々工夫しながらサービス設計をしています。
もちろん、チェックイン/チェックアウト時のフロントにも入ることもあれば、客室を仕上げるベットメイキングをすることもあり、お客様の食事を提供する厨房やホールに入ることもあります。
温泉道場は(特に店舗勤務の場合)いわゆる部署制や社内分業のように、仕事領域が明確に規定されているわけではありません。そのため、各々が能動的に動き、チームで助け合い、補いながら日々お客さまに向き合っています。明確でないからこそ、部署横断的に活躍するメンバーもいれば、長所伸展の専門領域で活躍するメンバーも。各人が持ち合わせている個性を発揮して仕事をしている環境です。
そんな中で、私は比較的横断的に動いているメンバーの一人。O Parkはパート・アルバイト含めて約70名、社員約10名で運営している全30室ほどの宿なので、店舗内の各セクションと連携を取り、予約〜滞在〜チェックアウト後までの一連のサービス設計を担当しています。
お客様の想い出の1ページをチームみんなで彩る。
それが、今の私たちの仕事です。
▽半期に一回の全体会議で何かしら景品をゲットしている強運のO Parkのメンバー
できることが好きなことに
今は宿泊施設で働いているとはいえ、私は小さい頃からホテルで働くことを夢見ていたかというと、そうではありません。小学校から大学体育会までスポーツ一筋、旅行は修学旅行と卒業旅行に行ったくらいの記憶しかないです。
宿泊施設よりもご飯や体験にお金を使うような志向で、とにかくいろんなお店や場所に行くことが旅の1番の目的でした。目的が宿に変わったのは、おふろcafé utataneでホテル予約管理の担当になった頃から。仕事として、ホテルの管理システムなどを触るようになってから、他のホテルのシステムはどうなっているのだろう、お客様にはプランを売り出すときにどういう伝え方をしているのだろうと少しずつ宿泊施設に対して興味が湧いてきました。
それからは月一回のペースで宿泊するようにしています。美味しいお店と聞いたら行きたくなるように、普段から仕事で情報を仕入れていて、いい宿と聞いたら行きたくなってしまうもの。今まで行った宿は下記のリストにまとめていますので、良かったら行ってみてください。
https://goo.gl/maps/9cYWcDtuNqj8QDew7
入社してから1、2年は自分の個性や、やりたいことに悩む時期もありましたが、今は宿が好きになりました。私が大事だと思っていることは、やりたいことなどのエネルギーを注げる対象を探すことではなく、自分がエネルギーを注げる準備が整っているか、そのエネルギーがちゃんと蓄えられているのか。未来の自分を模索するのではなく、日々の自分自身だと思います。
▽年次の近いメンバーで一棟貸しの宿へ。
来年こうなるかも。
実は、中学時代の夢は教師、高校時代の夢は商社マンだったぐちこ。今、エネルギーを注ぎたいのは、人生の小休止期間になるような時間を過ごせるウェルネスリゾートを創ることです。
この動機の源は大学時代まで遡ります。ちょうど就活を始めた頃だったでしょうか。精神的に参ってしまい、大学の授業やバイト、部活も全て出られなくなった時期がありました。就活を徐々に始めていた時期でもありました。その時は綱渡りのような状態で、友達や関わってくれている人達のためにという一心だけで切れそうな糸を必死に繋ぎ止めていました。本当は全員と縁を切って、どこかに行ってしまいたい。当時はそんな気持ちだったことを覚えています。
救ってくれたのは大切な人達との会話と、仲間でも家族でもない他人との時間でした。もちろん、救う道は様々あるので、その部分は揃えたいし、医療機関行くのも選択肢から無くしてはいけないと思っています。ただ、体が不調なときには、無理せずに休むことや、栄養を摂り、自分自身をいたわるように、心が不調なときにもご自愛するために、訪れる場所や、回復のための時間を過ごす施設があっても良いのではと考えています。定期的に訪れてもいいし、本当にしんどくなったら専門家などのサポートを借りながら、時期が来るまで長期滞在してもいい。私が関わるウェルネスリゾートは、そんな懐の深い施設になればと思っています。
なぜ、温泉道場なのか。そしてなぜ今も?
部活をやっていた大学時代。所属していたのは大学体育会の中でもとても厳しいボート部でした。マイナースポーツですが、年間合宿日数が300日を超える部活で、嘘偽りなく最後の青春と呼ばれる大学生活をすべてボートに捧げていました。今思えば、朝4時に起きて練習をし、新幹線を乗り継ぎ、東京から2時間の熊谷で面接をし、夜行バスで京都に戻って、翌朝再び練習をするような就活をしていたので、もうあの頃には戻りたくないです(笑)
大企業に行かないという事だけを決め、世の中にある面白いサービスを見ては、運営会社を調べ、採用は中途だけなので諦めを繰り返していました。そんな中、なにやらスーパー銭湯なのにカフェをしていて、おしゃれな滞在スペースがあるお店が関東にあるらしい、しかも関東の大学に行った同級生の中では有名らしいという情報を聞き、HPを検索すると、ウクレレ持ったアーティスティックな方が写った新卒採用バナーを見つけたのが温泉道場との出会いでした。
↓そのバナーがこれ。現ブランドデザイン室のクリエイティブディレクター武藤さん。かわいいですよね。入社後お会いした武藤さんは髭を伸ばしていて、同一人物!?とビックリしました。
今、私がここにいる理由。それは、自然体でいられるからです。
就活の入社基準は、2つありました。1つは輝きを最大化させること、もう1つは第二創業期の会社であること。自分は影の存在で、周りの人を活かすことが得意で、そういう存在として会社に貢献します、また大学体育会で130人規模の組織運営を経験しているので、200人、300人規模になる組織で働く経験をしてみたいですと面接時に伝えていました。今もそれほど変わっていませんし、この二つの気持ちは手放していないです。
ただ、最終的に温泉道場で働くことを決めたのは、2つの理由ではなく、自然体でいられるからでした。面接でも、自分を大きく見せることはなく、自分から出てくるありのままの言葉で話すことができたことがとても大きいです。また、内定式でも、誰よりも上に行ってやろうとか、他の人よりも秀でてやろうと思わなかったこともそう。言語化できないカルチャーフィットの数々が自分を導いてくれました。
それでも、入社から今までカルチャーフィットが変わりなく続いたかと言われると、答えはノーです。ですが、全く無くなったわけではありません。波があるように、グラデーションがあるように、いわゆる社会人として働くことを知らなかった就活当時の自分が感じたカルチャーと、現実として日々働く中で感じたカルチャーは完全に一致しない時期もありました。ただ、1年目の土台ができたからこそ、あのとき望遠鏡で見て感じていた雰囲気が、実際自分の目で見えるようになり、肌感覚で手触り感がある状態で、カルチャーフィットを体感できていると思います。
私は自分らしい自分というものをまだしっかりと定義できていませんし、自分の長所もはっきりと表明できませんが、今のところ温泉道場では気張らず、肩肘張らず、自然体でいられると思っています。だから今、ここにいます。
私が一緒に働きたい人
私は個人ミッションとして、ウェルネスリゾートに対してエネルギーを注ぎたいです。その為に、目の前としては、25歳で店舗支配人を目指しています。店舗の経営者になることが、きっと自分が描きたい未来を創ることに繋がると思っているのが最大の理由です。
おふろ屋さんに就職したかと思いきや、今私がホテルで働いているように、温泉道場は年々事業が拡大したり、新規事業を始めたり、活躍の場は多岐にわたっています。サバの養殖や野球チームのように、今後どんな新たな分野に挑戦していくかは僕も予想できません。
もし、描きたい未来があるのなら、それが温泉道場で描けそうなら、是非一緒に働きましょう。これと決まっていなくとも、私は芯のあるエネルギーを持った人と一緒に働きたいです。表に出なくとも、エネルギーを出せる人であれば、活躍できる舞台はこれからもどんどん出てきます。
わたしたちが文化を発信しましょう。
そうすれば、地域はきっと湧くのです。
ということで、最後までスクロールしてくださってありがとうございます。これを見てくださった方皆様が、温泉道場で働いているイメージが少しでも湧いたら嬉しいです。