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温泉道場の養殖プロジェクト、始動! ~生サバ、食べたことありますか?~

鎌田奈津実

こんにちは、おふろcafé utatane、副支配人の鎌田奈津美です。この度、温泉道場の養殖プロジェクト第1弾として、3月8日「サバの日」に合わせ、「サバフェア」を開催します!

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突然ですが、みなさん、「生のサバ」を食べたこと、ありますか?
埼玉県生まれ、埼玉県育ちの私は、27歳になってはじめて、「生のサバ」を食べました。その時の衝撃といったら! 臭みは全くないし、身はぷりっぷりで、甘くて、脂がのってて…とにかく、驚きの美味しさだったのです。この美味しさ、ぜひ「海なし県」と言われる埼玉にも届けたい。そんな熱い思いと共に、今回のサバフェアを企画しました。

なぜ、温泉道場で、養殖?

「なぜ、温泉でサバ…?」と、不思議に思われた方のために、今回の企画に至った経緯をお話しさせてください。
私自身は、埼玉で、製造業を営む家で育ちました。いつかはそこを継ぐことも視野に、「どんな環境であっても稼げる、強い人でありたい」という考えで、新卒の時はいろんな経験ができそうな東京の大企業に入りました。ただ、大きな組織だと、自分個人の裁量は小さく感じたことと、やはり地元埼玉で働きたいという想いがあり、「もっと自分のやりたいことができそうな埼玉のベンチャー」という軸で探していたところ、温泉道場とめぐり合いました。

現場の仕事を経験しながら、コンサルティングの案件や、全社での会議などにも参加していくうちに、「この会社にいたら何でもできるんじゃないか」と感じ、せっかく自分が好きなことをできる環境だし、そのための力をつけたい、と思っていた時、今回の「養殖プロジェクト」発足が発表されました。

養殖プロジェクトに関わるメンバーと共に。

養殖プロジェクトに関わるメンバーと共に。

私が温泉道場でやってみたいこと。それは、自分のチョコレート愛をもとに、「温泉の熱源を利用して、カカオを育てること」です。「好きを仕事に」という温泉道場の文化の中で、ぜひ挑戦したいと思っているこの目標に向けて、まずは一次産業に関わる機会が必要。そう考えて、養殖プロジェクトへの参画を決めました。

なぜ、サバ?

養殖プロジェクトのメンバーで、「何を育てるか」について、各自プレゼンする機会があったのですが、そこで思ったのが、「“ふつう”の養殖じゃつまらない」ということ。「海なし県」埼玉だからこそ、海の魚を育てられたら楽しいのでは、と思い、探していたときに、今回のサバフェアに協賛いただいている、フィッシュ・バイオテック株式会社の右田社長と出会います。

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右田社長は、「フードロスを養殖飼料に換え、サバを育て、天然の水産資源を侵さないサステナブル養殖で世界を救う」ことを目指し、養殖市場での挑戦をしていらっしゃいます。事業をされている本州最南端、和歌山県串本町に視察に行った際、養殖サバ「うめぇとろサバ」を生で食べさせていただき、右田社長の熱量と「生サバ」の美味しさに触れ、これをぜひ埼玉県にも、という想いで今回の企画に至りました。

今回のサバフェアでは、3月6日~3月8日の期間でサバ刺身やサバ関連商品のご提供を予定しています。

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上記の写真が、私が実際に和歌山県の串本で食べたサバ料理です。あの時の感動を、みなさまにも…!
合言葉は、「生サバで、埼玉にカルチャーショックを」。ぜひご体感ください!
サバフェアの詳細についてはこちらからご覧ください。

そして、この企画は、あくまで大きなプロジェクトのはじまりにすぎません。来年度は、おふろcafé白寿の湯で、サバの陸上養殖事業を開始する予定です。

温泉道場だからできる「魅せる養殖」

今回、養殖プロジェクトにて漁業のことを調べていく中で、漁業や一次産業の収益面の厳しさや、「きつい仕事」というイメージが先行してしまいなかなか働く人がいない、という課題を知りました。右田社長とお話しする中で、「温泉道場のデザインの力をいかして、“かっこいい漁業”の打ち出しを目指せるんじゃないか」というアドバイスをいただき、おふろcafé白寿の湯では、温泉道場ならではの「魅せる養殖」に挑戦したい、と思っています。

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おふろcaféという場所だからこそ、気軽な気持ちで漁業や養殖に触れてもらうこともできますし、例えばそこで、自分で魚をしめてみる、さばいてみるといった体験の提供や、漁業の文化、魚の食文化の発信もできるのではないかと考えています。「魅せる養殖」を通じて、生でも食べられるサバの美味しさとともに、養殖の意義や水産資源の課題も伝え、「かっこいい養殖」のイメージを広めることで、漁業に関わりたいと思う人が増えたらすてきだな、という思いもあります。

温泉道場は、これまでも、「地域で活躍するリーダーを輩出する」という目標のもと、地域の雇用創出や、様々な連携も活かした文化の発信、強みを活かした新たな挑戦に取り組んできました。そんなチームの一員であることを誇りに思うと同時に、今度は私が「発信する」番だと思っています。
「おふろから文化を発信する」を掲げる温泉道場だからこその養殖プロジェクト、ぜひ今後もご期待ください!

鎌田奈津実NATSUMI KAMATA

Department
さかなと
Position

埼玉県 宮代町出身。新卒で人材系企業に就職。3年間の求人広告営業経験を経て、2019年5月に中途社員として入社。
「自分らしく、働くことを楽しめる社会」を作るため、起業ノウハウを学びに温泉道場へ。
最近は健康な身体づくりに目覚め、青汁にハマり中。

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