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今話題のグランピングxお風呂施設「おふろcafé bivouac」の魅力を開発担当者に聞いてみた

武藤崇之

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こんばんは、武藤です。
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僕は現在、埼玉県熊谷市に新しくオープンしたグランピングxお風呂施設「おふろcafé bivouac」にて、チラシを作ったり、サイトデザインの監修などをしています。

まだオープンして間もない、おふろcafé bivouac。そんなbivouacの楽しみ方を、開発責任者のミヤモトさんに聞いてみました。

開発責任者のミヤモトさんに聞いてみた

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ミヤモトさん
bivouacの開発責任者。日夜施設をよりよくするために走り回っている。明るく朗らかな性格で、みんなに慕われている人。

 

武藤: 「今日はよろしくお願いします」

ミヤモト:「よろしくお願いします!」

武藤:「なんかテンション高いですね?」

ミヤモト:「オープン後もドタバタしていて、プライベートで使うのは初めてなので満喫します!」
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武藤:(やけに高いなテンション・・・大丈夫かな・・・)

参考にするのは、お洒落なカフェやコワーキングスペース

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武藤:「ちなみにおふろcafé bivouacってどんなスペースなんですか?」

ミヤモト:「ざっくり説明すると、“グランピング”をコンセプトにした健康ランド、お風呂やさんですね」

武藤:「グランピングとお風呂ってすごい組み合わせだなあ・・・」

武藤:「なんというか、ボキャブラリーがなくて申し訳ないんですけど、オシャレですよね。本当にお風呂屋さんなのか!?ってなります」
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武藤:「暖炉まである!」

ミヤモト:「風呂屋には見えないよね。ちょっとラグジュアリーな雰囲気にしたかったから、ホテルのロビーや商業施設なんかを参考にしました」

武藤:「ふむふむ・・・お風呂やさんは参考にしないんですか?」

ミヤモト:「あまり行かないかなー。コンセプトのしっかりしたホテルやゲストハウス、コワーキングスペースとかの方がよく行くね」
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ミヤモト:「池に見立てたポンドソファとか、めっちゃお気に入り!」

武藤:「そうやって得た知識を、お店に反映させてるんですね。だから従来のお風呂やさんとはちょっと違うのかあ」

おふろcafé bivouacの主軸テーマは、「アクティブ」と「ビジネス」

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武藤:「お風呂やさんの他には、どんな使い方がオススメなんですか?」

ミヤモト:「仕事や作業が出来るような空間を意識したので、雑誌や本を読んだり、PCを持ち込んだり。そういった使い方がオススメですね!」

ミヤモト:「もちろんバッチリ電源・wifiは完備してますよ
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ミヤモト:「また、ボルダリングがあって少し体を動かせたり、深夜の仮眠スペースも広いので、泊まる前提で開発合宿とかアイディアソンをするのも良いかなと

武藤:「合宿めっちゃたのしそう!」

バーやビジネス雑誌など、メインターゲットは「30代〜50代の男性」

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武藤:「大宮(おふろcafé utatane)とは結構イメージ違いますよね。どういった意図があるんですか?」

ミヤモト:「utataneは20〜30代の女性を意識して作ってますが、こっちは30代〜50代の男性を意識して作ってるので、ビジネス系アイテムが多いですね」

ミヤモト:「utataneで、PCを持ち寄って打ち合わせをしたり、開発合宿したりしている人も多く見かけたんです。だから、そういう機能をもっと持たせたお店を作りたいなー思って」
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武藤:「雑誌はビジネス関係が多いですよね? 選定はどうやってしているんですか?」

ミヤモト:「僕自身がちょうど30歳でメインターゲットなので、自分が好きなアイテムをどんどん買いました。雑誌の事業構想・飲食店経営・商店建築・ソトコト・TURNS・・・とか」

ミヤモト:「Amazonでポチったり古書店で買ってきてるんだけど、普段は読みたい本たくさんあるのに、いざ好きに買って良いって言われると選定するの大変なんです。今回は30万円分くらい購入しました」

武藤:「1冊1,500円でも200冊も選定するんですか?僕だったら、30冊ぐらい選んだら頭パンクしそう」

ミヤモト:「そうそう、最初は楽しいけど、途中からかなりしんどい!」
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ミヤモト:「ちなみに、ちょっとお酒飲みながらパソコンで作業したい時ってありますよね?そんな気分の時用に、1Fにはバーも作っちゃいました

ミヤモト:「自分のスケジュールを整理したり仕事を棚卸ししたり、もしくは酒飲みながらじゃねーとやってられねーよ!って思う時に利用してほしい」

武藤:「あるある」

ミヤモト:「他のお店ではあまり飲めない、ウイスキーやクラフトビールなんかも用意してます」

武藤:「飲みたい!!!」
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しばらくお酒を飲みながら、作業を続けるミヤモトさん。ちなみに僕が作ったチラシの校正がこの時間に戻ってきていました。僕のチラシ・・・つまりいつもお酒を飲みながら校正されているのか、と驚愕の事実に気がついた瞬間でした。

2Fには8,000冊のコミックと、自由に使えるマッサージチェアも。

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武藤:「ところで・・・なんかめっちゃコミックないですか?」

ミヤモト:「そうそう。約8,000冊あります。しかもutatane同様、半年を目安に、ラインナップを変える予定です!」

武藤:「えっ。utatane、変わってたんですね。気づかなかった・・・」

ミヤモト:「悲しい・・・(笑)」

ミヤモト:「お店ごとに使っていただくお客様も違うので、より楽しめるラインナップに変更していってます」
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ミヤモト:「ちなみにutataneでかなり好評だったマッサージチェアは、なんとutataneの倍の16台設置しちゃいました!

武藤:「めっちゃ多い!」

ミヤモト:「いやーやっぱり気持ち良いよね。疲れ溜まってるので一瞬で寝そう・・・あーやばいわこれー・・・」


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武藤:「ちょっと! zzzじゃないですよ!ミヤモトさーん!」

キャンプ料理を本物テントの中で食べられる

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ミヤモト:「2Fの本格的なレストランは100席あって、奥のテントエリア内で食べることも出来ちゃうんですよ」

武藤:「ちょっと。シレッと館内着に着替えてませんか?」

ミヤモト:「ここで本読むのめちゃ落ち着くんですよね!本当にアウトドア来ているみた〜い♩」

武藤:(人の話聞いてないな・・・)
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そうこうしているうちに、料理が運ばれてきました。
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武藤:「なんだこれ。めっちゃくちゃ美味しそうなんですけど」

ミヤモト:レストランのメニューは肉が中心なんです!ステーキやハンバーグも美味しいけど、今日はローストビーフプレート(1,300円)とコロダッチサーモン&ポテトフライ(780円)にしてみました!」
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武藤:「盛り付けもメニューも、なんだかすごくお洒落ですね」

ミヤモト:「お風呂やさんの中で食べられるものって、どうしても調理工程が少ないものやシンプルなものになりがちなので、思い切って本格的なものにこだわってるんです」

ミヤモト:「器や盛り付け、材料にも気を配ることで、お風呂のおまけじゃなくて、ご飯もメインとして楽しんでいただければと思ってます(もぐもぐ)」

武藤:「僕も食べたい・・・」
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ミヤモト:「ちなみにスープのカップは僕の大好きなsnowpeak社製!

武藤:「フォトジェニックー!」

お風呂は「硫黄の湯」「高濃度炭酸泉」「自動ロウリュサウナ」!泥パックも!!

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ミヤモト:「さて、ご飯も食べたのでお風呂の紹介もいっときますか!」

ミヤモト:「あ〜極楽・・・」

武藤:「お風呂はいつでも入れるんですか?」

ミヤモト:「 一部の浴槽は深夜清掃をしますが、午前11時〜翌朝9時の閉店まではいつでもお風呂が使えますよ!」

ミヤモト:「ちなみに僕が入ってるのは「硫黄の湯」で、硫黄成分を含んだ入浴剤なのですが、白濁していて匂いもするし最高です。やっぱり広い風呂はいいねー・・・」

武藤:「ここにいても匂いが来ますね。すごい!」
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ミヤモト:「体がじゅわーっとあったまる、高濃度炭酸泉もあります」

武藤:「しゅわしゅわしてる!これってどんな効果があるんですか?」

ミヤモト:「高濃度炭酸泉は、血流を向上させるため、腰痛・肩こりや、心臓病や高血圧の予防改善にも効果があると言われています!」

武藤:「まさに疲れた大人の味方ってわけですね」

ミヤモト:「うんうん。特に仕事で座りっぱなしの人とか良いんじゃないかな。ぬるめに設定してあるので、ゆったり長時間つかるのがオススメです」
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ミヤモト:「炭酸泉につかったあとは、天然の泥パックがオススメです。手にとって、顔につけるだけでツルッツルに!」

武藤:「体も温めてくれて顔もツルツルにしてくれるなんて・・・まさに天国!」

今後は「おふろ×café」以外のおふろを作ったり、地域の魅力を伝える取り組みをしたい。

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武藤:「ちなみにミヤモトさんが働いていて、一番のやりがいって何ですか?」

ミヤモト:「唐突だな・・・。いろいろあるけど、自分たちで出来ることが多いことだと思います。例えば建築設計・デザイン・運営って、普通の会社は別々にやっていたり、外注することが多いけど、うちの場合は自分たちが携われたり」

ミヤモト:「これってすごいことだと思うんですよね」

武藤:「確かに。店舗の立ち上げでそこから関われるってなかなかないかも」
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ミヤモト:「僕は前職もベンチャーで1人で色々見てたから、全部手を出したくなっちゃうんですよね」

ミヤモト:「運営も自分たちでやっていると、オープン後も方向修正していけるからね。自分で使ってみたり、お客様の使い方を見て、”あっ、これは狙った意図と使われ方が違うな”と思うと修正をかける。そこが楽しくて仕方ないです」

武藤:「なるほど。業務時間中、よくお風呂に入ったり館内ウロウロしてるから、サボってるんだと思ってました」

ミヤモト:「違うわ!」
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武藤:「今後、どんな店を作りたいですか?」

ミヤモト:「う〜ん。計画らしい計画はないけど、地域に根ざした、おもしろい店をやっていきたいなーとは漠然と思ってます」

ミヤモト:「よくおふろcafé utataneの2号店出さないんですか?って聞かれるんですけど、それだと面白くないので、今までにないお店をやっていきたいですね」

ミヤモト:「自分が面白くないことは、やらない!」

武藤:「面白くないからやらないって判断が通るの、すごいですね」

「その地域のニーズにあっていて、自分たちも楽しく作れそうな、今までにないコンセプトのお店をやろう」が大前提

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ミヤモト:「ちなみにここも、最初から思いつきでグランピングやったら流行りそうだよね、と思ってやったわけではないんです」

ミヤモト:「今回も別のエリアや物件で出店するならグランピングじゃないお店を出したと思います」

ミヤモト:「あくまでその地域のニーズにあっていて、自分たちも楽しく作れそうな、今までにないコンセプトのお店をやろうって気持ちが先にあって、アイディアを出したらおふろ×café×グランピングになりました」

武藤:「なるほど。ノリじゃなかったんですね」

ミヤモト:「そうだよ。(笑)その地域に住んでいる人のニーズにあっていなければ、結局開発・運営する方としても楽しくないしね」
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ミヤモト:「ちなみに僕は。日本酒が好きなので醸造所をやってみたいし、BBQ場とか、島で小さなゲストハウスと農場とか牧場をやるのも楽しそう!」

武藤:「お風呂はどこへ!?」

ミヤモト:「うーん。極論、おふろにこだわらなくても、その地域に行きたくなる取り組みが出来ればいいと思っています」
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ミヤモト:「おふろ屋さんが存続するには、まずはそのエリアに来てくれる人を増やさないとダメなんです。お風呂やさんのためだけに、車で2時間かけて行こうって、あまりならないじゃないですか。草津とかって、いろいろなお風呂に入れたり、湯畑とかの観光地があるから足を運ぶわけで」

武藤:「確かにおふろだけを目当てに出かけることは少ないかも」

ミヤモト:「すごい泉質が良いとか、絶景が見れるとかなら別だけど、基本的に「そのエリアに行く理由」を増やさないといけないなーと思っていて。例えば、本社兼店舗の「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」は、埼玉県ときがわ町にあるのですが、6年前(平成22年10月)は人口12,940人で、今(平成28年10月現在)は人口11,690人。6年で1,250人の人口が減っているんです
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ミヤモト:「エリア全体の魅力を上げて、ときがわ町に行こう!と思ってもらえるようにしていかないと、地場でお店単体の努力だけだと、どうしようもなくなってしまう」

ミヤモト:「だから、地域の魅力が増して、多くの人にその地域に足を運んでいただけるような、広い意味での地域活性に繫がる取り組みをやっていければいいのかなと思っています」

武藤:「なるほど。勉強になりました!」

ミヤモト:「ところでそろそろ僕の裸も絵面的に限界だから、上がらない!?」

「開発」ってどんな仕事か聞いてみた。

せっかくなので、最後に「開発」ってどんな仕事か伺ってみました。
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コンセプト設計から関われる、守備範囲の広い仕事

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武藤:「あまり僕は一緒に仕事をすることが少ないですが、開発ってどんな仕事なんですか?」

ミヤモト:「開発って、会社ごとにやっていることが違うと思うんだけど、温泉道場は仕事の範囲がかなり広いです!」

ミヤモト:「一般的な大型施設の場合、オーナーが設計会社に発注して、企画からお願いして図面を書いてもらって、施工をしてもらう。そのあとは、運営会社が、備品を購入して配置するんだけど、実際は家具会社とか卸会社に選定を任せることも多い。ホームページやチラシは外注して作るという流れになると思います」

ミヤモト:「なので、工程や業務ごとに分業している。そのうち運営会社から見ると備品購入から配置あたりを開発部門が担当することが多いんじゃないかな」
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ミヤモト:「これが一般的な開発のイメージだったら・・・」
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ミヤモト:「温泉道場の開発はこんな感じ」

武藤:「図、わかりづら! でもとにかくめちゃめちゃ広いってことですか?」

ミヤモト:「そういうこと! うちの場合、最初にグランピングというコンセプトを決めるところからやります。設計会社さんとは、施工に使う木材や机と椅子の高さ、床材、壁紙は平米いくらのものを使うか、フロントの高さ、色の組み合わせは・・・あたりはかなり回数を重ねて打ち合わせを行いますね」

ミヤモト:「デザイン会社さんとは、ペルソナ設定からロゴマークの決定やティザーサイトデザイン、写真撮影から本ページデザインまで全部打ち合わせします!」

ミヤモト:「さらに備品購入は、館内に設置する机・椅子はもちろん、小さな飾り付け一つまで選んで買ってくる。雑誌・漫画・書籍・BGMは、全タイトルを自分たちで決めてるから、取引先に任せる」というのはほとんどないね」

bivouacで苦労したのは、ロゴの意見をまとめる仕事

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武藤:「ちなみに今回1番大変だったのは何ですか?」

ミヤモト:「ロゴのデザインかな!かなり延々と議論して、最終案にまとまるまで1ヶ月ぐらいずっとやってました。プロジェクトメンバー全員が「これだ!」ってなるまで議論し続けるので、時間がかかったなあ」

ミヤモト:「店舗設計はコンセプトが決まったら「こういうアイテムを置いていこう」って簡単に決まっていくんだけど、デザインは答えがないからね」

武藤:「そういえば、僕のつくったチラシもがっつりダメだしされましたね」

ミヤモト:「うん。だって微妙だったんだもん」

武藤:(辛い・・・)

bivouacの数々の魅力の裏には、縁の下の力持ち「開発」担当がいた!

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ということで、bivouacの魅力の数々、伝わったでしょうか。縁の下の力持ちの存在が、よりよい環境を作っていたことがわかったし、開発の仕事って、大変だけれどすごくやりがいがありそうですよね。
ぜひbivouacにお越しの際は、ミヤモトの存在をうっすらと感じてあげてください!
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ミヤモトさん、ありがとうございました! それでは、また。

武藤崇之TAKAYUKI MUTOU

Department
Position
クリエイティブディレクター

クリエイティブディレクター/2018年 Gooddesign賞を受賞//埼玉県ときがわ町在住

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