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島根県松江市におふろcafé フレンドシップ店舗「きまち温泉 大森の湯」がオープンしました!

渥美 海人

こんにちは! 温泉道場ブランドデザインラボの渥美です。今回はデザイン担当としてプロジェクトに携わっていた島根県松江市の「きまち温泉 大森の湯」のリニューアルについて、これまでの経緯や開発サポートの裏側についてお話しします!


 

「きまち温泉 大森の湯」が今年4月にオープン!

2026年4月15日、全国で3店舗目となるおふろcafé プロデュースの「フレンドシップ店舗」が島根県松江市にオープンしました! 施設名は「きまち温泉 大森の湯」。もともとの地域の方々から愛されていた名称を引き継ぎ、より愛される温浴施設としてリニューアルしました。

平日にも関わらずオープン日当日は朝からたくさんの方にお並びいただき、大盛況のオープンになりました。たくさんの方に施設を利用いただき、オープンを待ち望んでいたお客さまがたくさんいたことを実感しました。



 

「おふろcafé フレンドシップ店舗」とは?

温泉道場が展開する温浴ブランド「おふろcafé」の運営ノウハウを活かしつつ、その地域や企業独自のコンセプト・名称で施設づくりを行うオーダーメイド型の開業支援・提携モデルです。

私たちがこれまで数々の温浴施設を再生・プロデュースしてきた中で蓄積した「選ばれる空間づくり」や「地域に愛される運営手法」といった知見を提供しながら、運営する事業者のみなさまと一緒に、世界に一つだけのオリジナル施設を創り上げます。

今回の「大森の湯」においても、このモデルを採用したことで、松江市の豊かな自然や「来待(きまち)石」に代表される工芸文化、そして「発酵」というテーマを最大限に活かした、唯一無二の空間を実現することができました。

温泉道場は2011年に設立以来、温浴施設・宿泊施設の運営受託・事業再生支援を中核として事業を営んでいます。運営店舗は、現在グループでの直営店が10店舗。店舗開発のプロデュースや運営のコンサルティングなども行なっています。

温泉道場の法人向けサポートサービスについてはこちらをご覧ください。

https://ondoholdings.com/solution/
 


 

約2年にわたる伴走! 私たちがサポートしてきたこと

遡ること約2年。大森の湯の運営を引き継いだ株式会社さんびるさまから2024年4月に弊社代表取締役社長の山﨑のもとに相談いただいたのが始まりです。私は企画構想段階から本プロジェクトに携わってきました。2025年7月にフレンドシップ契約を締結して以降、本日のグランドオープンを迎えるまで、約2年にわたり施設づくりに伴走してきました。



 

初めて現地を訪れた際に私が肌で感じたことは、日本家屋特有の大きくて立派な梁やずっと使われてきた食堂のいろりなど、素朴で趣のある、どこか懐かしく包み込まれるような温かみでした。この「心地よい空気感」こそが、大森の湯が持つ唯一無二の財産であり、リニューアルにおいても大切に活かしながらプランを作成していきました。

私たちがサポートにおいて最も大切にしたのは、単に設備や空間を新しくすることではなく、「この場所ならではの魅力は何か?」を徹底的に深掘りすることでした。何度も現地へ足を運び、時には周辺の街や施設にも行ってその地域の文化に触れながらコンセプトを深堀りしていきました。その地域の方々と対話を重ねる中で導き出されたのが、【 湯治 × 発酵 × 工芸 】という、ブレないコンセプトです。


 

ロゴマークに込めた想い

今回ロゴマークの制作も担当しました。社内で制作を進め、パターン検証したロゴの数は100個を超えていました。そこから最終的に2案まで絞り込み、誕生したのが今回の大森の湯のロゴです。

ディスカッションを繰り返す中で、2つの重要なキーワードが浮かび上がってきました。それは、島根を代表する「宍道湖」と、大森の湯のある来待地域で採掘される「来待石」です。宍道湖沿いの国道9号線から大森の湯へ向かう道中に来待石のミュージアムや来待石を取り扱う石材店があります。私たちも何度も足を運び、地元の方から直接お話を伺ううちに、すっかり来待石の奥深い魅力に惹き込まれていきました。

この地域特有の風景である「石州瓦」の美しい赤い屋根の釉薬にも、実は来待石が使われているのです。そこで私たちは、地域の風景を彩るこの「温かみのある赤色」を、新しい大森の湯のブランドカラーに設定しました。

こうして完成したシンボルマークは、以下の3つの要素から成り立っています。
• 宍道湖で有名な美しい夕陽
• 来待石が持つ、石ならではの温かいテクスチャ
• 温泉で心身がリラックスしていく「ゆらぎ」

これまで愛され続けていた伝統を引き継ぎながら新しく生まれ変わり、さらにたくさんの方から愛されるよう想いを込めたロゴマークです。


 

「きまち温泉 大森の湯」の魅力・見どころを徹底解説!

⚫︎温泉・サウナ
きまち温泉 大森の湯の温泉は、刺激が少なく湯あたりのしにくい身体にやさしい温泉で、お子様からご年配の方まで安心してお楽しみいただけます。リニューアルでは元々の浴室の雰囲気は残しながら、より安心して快適にご利用いただけるように改装しました。また、今回のリニューアルで2つのサウナが登場しました! 元々あったサウナを改修した壁一面来待石の「サウナ室-MURO-」と露天風呂に新しくできた。「サウナ蔵-KURA-」。温度の違う2つのサウナの両方でセルフロウリュをお楽しみいただけます。



 

⚫︎売店
温浴のエントランスから入ってまず皆さまをお迎えするのは、大きな棚と島根県のお土産や調味料を中心にたくさんの商品が並ぶ売店です。どこか懐かしい駄菓子コーナーもあります! 棚には近くの石材店さんに製作いただいた本物の来待石も飾っています。その他コンセプトを表現したディスプレイも飾っていますので、行った際はぜひ注目してみてください!



 

⚫︎リラックススペース
2つのリラックススペースが登場! おふろの暖簾を出てすぐ目の前にある「湯上がり処 湯涼」は、おふろ上がりのひとときをゆっくり過ごしていただけるよう足を伸ばしてくつろげるソファや雑誌も置いてある空間です。さらに奥に進んでいくと約3,000冊の漫画棚に囲まれた空間で、無料で体験できるマッサージ機やコワーキングスペースも完備「くつろぎ処 書蔵」があります。漫画や温泉やサウナ関係の書籍のほか島根県の旅行ガイドブックもたくさん用意しています。ぜひ次の目的地や島根の素敵なスポットを探しながらお過ごしください。



 

⚫︎食堂
出雲国発酵処いろり茶屋。古民家を思わせる梁の高い天井と存在感のある囲炉裏が迎える食事スペース。「発酵」をテーマに、心と身体を整えるお料理を提供します。醤油やしじみ汁などこだわりの地元食材を使用したメニューや出雲そばなどの島根グルメも! 島根県奥出雲町の限定された場所でしか作られない、希少性の高い仁多米のごはんは本当に美味しいです。お食事や売店のみの利用も可能です。



 

さいごに

約2年にわたり伴走してきた「きまち温泉 大森の湯」が、こうして無事にオープンの日を迎えられたこと、私たち温泉道場チーム一同も嬉しく思います。
「発酵」の力で身体の内側から元気になり、「来待石」の温もりに触れて心がほどけていく。地元の方々の日常の癒し処としてはもちろん、遠方から島根を訪れる方の特別な目的地として、これから長く愛される施設になることを心から願っています。出雲や松江エリアへお出かけの際は、ぜひ新しくなった「大森の湯」へ足を運んでみてください!

また、温泉道場では今回ご紹介した「きまち温泉 大森の湯」のような地域資源や企業の強みを活かした完全オリジナル施設のプロデュース・開業サポートも行っています。
「既存の温浴施設を、今の時代に合わせてリニューアルしたい」
「地域に眠っている魅力を活かして、人が集まる場所を作りたい」
「おふろcaféのノウハウを取り入れたいけれど、自社のブランド名も大切にしたい」

そんな想いをお持ちの企業さま・自治体さまは、ぜひお気軽にご相談ください。私たち温泉道場が、企画から空間づくり、運営ノウハウの提供まで、本気で伴走いたします!

〈きまち温泉大森の湯〉
島根県松江市宍道町上来待264-4
営業時間:10:00 〜 21:00(最終受付20:30)/いろり茶屋11:00 〜 21:00(L.O.20:30)
公式HP:
https://oomorinoyu.com/
instagram:
https://www.instagram.com/oomorino_yu?igsh=cDIyYjk5aHQzcm1y
X:
https://x.com/oomorino_yu?s=21
※「おふろcafe®」は、株式会社温泉道場の登録商標です。

渥美 海人KAITO ATSUMI

Department
(株)温泉道場/ブランドデザインラボ
Position
アートディレクター

静岡県出身。新潟県の大学に進学し、埼玉県にある温泉道場に新卒で入社。大学で所属していた研究室や大学祭実行員会で地域を巻き込む活動や場づくりに興味を持ちました。専攻していた建築や空間のデザインだけではなくデザイン全般が好きです。

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