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こんにちは! 紀伊半島・西日本エリアの温浴施設再生に携わる、株式会社Kii companyの岡田です。普段は自然豊かな三重県いなべ市にある「おふろcafé あげき温泉」で働いています。
今回はフィンランドのアールト大学の名門楽団 「Boston Promenade Big Band」 の皆さんが、あげき温泉に宿泊&ミニライブをしてくださった様子をレポートします!

あげき温泉に26名のフィンランド人が到着!
10月上旬のある日、あげき温泉の玄関前に大型バスが到着。総勢26名のフィンランド人と、今回のツアーガイドであるこばやしあやなさんがいらっしゃいました。
ホテルに荷物を置くと、さっそく温泉とサウナへ。あげき温泉にはフィンランドをテーマとした「サウナラウンジ Serow」があり、その空間へ20名超のフィンランド人がぞろぞろと入っていく様子は、まさに本場のフィンランドのようです!
本場フィンランド人も満足のサウナ体験
「本場の方々にSerowのサウナはどう映るんだろう…?」と少し緊張していましたが、皆さんとても楽しそうに過ごしてくださり、スタッフ一同ほっとひと安心です。
さらにフィンランドらしい豪快な“投げロウリュ”も飛び出し、サウナ室は大盛り上がり。一般のお客さまからも「まるで自分たちがフィンランドに来たみたい!」と文化の枠を超えた交流が自然と生まれていました。

芝生広場での「Kiitoskierros(キートスキエロス)」
その夜、ホテル前の芝生では「Kiitoskierros」という会が開かれていました。これは普段言えない感謝を一人ずつに伝えるという素敵な習慣。一部のメンバーは今回のライブを最後にバンドを卒業することもあり、メンバー同士が笑顔と涙で「Kiitos(ありがとう)」を交わしあったそうです。

ライブ当日の裏側
翌日は18時から上木食堂でミニライブ。驚いたのは、当日に出演メンバーや曲を決め、現場で編曲まで行っていたこと。ステージの広さや音響を見てから内容を決めるという柔軟さと即興力に脱帽です。

一部のメンバーは朝から本番直前までずっとサウナラウンジを満喫しており、そのおおらかさにもフィンランドらしさを感じました。
圧巻のミニライブ!
18時、いよいよ本番スタート! 黒を基調とした衣装で登場した楽団の皆さんが舞台上に並びます。ミニライブと聞いていましたがなんと20名が壇上へ。観客の期待を一心に背負い、演奏が始まりました。

最初は穏やかな、フィンランドの風景を思い起こさせるテンポがゆっくりとした曲がメインでしたが、ライブが終盤に向かうにつれ、どんどんアップテンポに! リズムや音の迫力に思わず体が動き、自然と笑顔がこぼれます。表情豊かで感情あふれるパフォーマンスに、観客全員が魅了されました。


会場が一体となって作り上げた、忘れられない一夜になりました!

出発直前までサウナ! そして“初体験”のアウフグース
いよいよ最終日の朝! 「最後にもう1回サウナに入りたい!」ということで、朝食後に早速サウナへイン! フィンランド人のサウナ愛が止まりません!(笑)


そしてSerowのアウフギーサー・バルボッスィーがサウナ内で音楽・香りと一緒に蒸気をタオルであおぐ「アウフグース」を披露! 昨晩のライブにお客さんとして参加していたバルボッスィー。素敵なライブのお礼になりますように!と心をこめてタオルを振ります。
サウナの中でパフォーマンスを行う文化がないフィンランドの方々にとっては初めての体験だったようで、笑顔と歓声に包まれた特別な時間になりました。なんとバスの出発時間10分前までサウナを楽しんでいただきました!(笑)

Kiitos! またお会いできる日を楽しみにしています!
「Boston Promenade Big Band」の皆さん、本当にありがとうございました! 音楽とサウナを通じて、国や文化を超えて心が通い合う時間を共有することができ、あげき温泉にとっても、私たちスタッフにとっても宝物のような時間になりました。
またいつか、今よりもっとパワーアップしたあげき温泉でお会いできる日を楽しみにしています。
Kiitos! Moimoi!
Kii companyは「さあ、地域を沸かそう」を掲げるONDOグループのDNAを受け継ぎ、東海・西日本を中心としたエリアで温泉を核としたまちづくり、サウナや宿泊施設の開発や運営に取り組んでいます。海や山、川といった雄大な自然や、世界遺産の熊野古道など、まだ注目されていない西日本の魅力を発掘し、人とまちをポカポカと元気にする取り組みを行っています!
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