温泉道場の山崎です。温泉道場は2011年に起業して、ここ数年は毎年10〜15名ほどの新卒採用を行なっています。埼玉県の地方に本社を構える会社になぜそんなに多くの魅力的な若い人が就職するのか、そんな質問を受けることがあります。また、採用や組織づくりについての講演のご依頼をいただくこともとても多くなっています。そこで温泉道場が行ってきたカルチャーの醸成や組織づくりについて、いくつか紹介したいと思います。
温泉道場の組織や制度づくりが大きく動いたのは2018年にアメリカ視察にいったことがきっかけです。船井総合研究所のグレートカンパニーアワードで賞をいただき、その時の記念研修で、googleやザッポスなどの本社を訪れたことが大きく影響しています。
ビジョンをビジュアル化する
リーダーは、自分たちがどこに向かっているかを伝え続けることが大切です。数字で伝えても難しい部分は、わかりやすく、グループ会社のメンバーがやりたいことを一枚の絵にしました。作って数年で半分以上が実現してしまったので、2代目絵になっています。これを作ったことにより、メンバーはもちろんステークホルダーの方たちが、これから私たちがやりたいことを理解してくれるようになりました。例えば、マップを見た金融機関が酒蔵のM&Aの話を紹介してくれるなど、いろいろなことへ実現への時間が短くなったと思います。
人に投資する
たとえば、「温泉道場ゼミ」は社内の希望者参加型の研修です。講義のような座学から、高級料理を食べに行く、舞台やテーマパークでエンターテインメントを体験するなど、自分だけではなかなかできない体験を提供しています。
研修としての位置付けに加えて、参加するメンバーとのコミュニケーションの機会でもありますし、どんなことに興味があるのかなどの情報収集の機会でもあります。活躍できそうなメンバーがいれば、今後の合いそうな業務にアサインしてみようかな、などもこの時に考えています。
本気で遊ぶ
おもしろいことをやっていいというメンタルブロック(リミッター)を意図的に外すための遊びを取り入れています。
2019年にサウナワゴンという、ワーゲンバスを改造したサウナを作りました。いろいろな湖畔へ乗りつけてフィンランドのようなサウナ遊びができたらなと作ったものです。ほかのメンバーには内緒で、私がこっそり作って驚かせました。このサウナワゴンは現在COMORIVERに置いてあり、お客さまにもご利用いただけます。
おふろフェスというイベントも音楽が好きなメンバー自身にいろいろ考えて実行してもらいたいという思いから、運営はメンバーに任せて実施しました。
おもしろく、共感される取り組みをしたいと思っているので、まずはメンバーが心からやりたいことを「やってみる」ことを第一に考えています。
2025年までに5人の社長を輩出する
社長でしか見ることができない景色があると思っています。
28歳で起業して、数年間はめちゃくちゃ仕事しました。わからないことに出会ったら一晩で本を読んで勉強して臨む。そんな経験の連続です。社長をやったことで身についたこともたくさんあるので、他の意欲のあるメンバーにも経験させたいと思っています。
グループで子会社をどんどん作っていき、メンバーにキャリアの選択肢を見せたい考えもあります。子会社が複数あることによって、立ち上げ期のベンチャーから安定しつつある中規模まで、会社のさまざまなフェーズを体験できるというメリットもあります。
また機会があったら、他の取り組みも紹介します。
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