ONDO

「デザインでお店とお客様をつなぐ」。室長の安原さんが目指す、インハウスデザイン部署のありかたとは

星成美

こんにちは。ブランドデザインラボの星です。ブランドデザインラボは、温泉道場のインハウスデザインの部署として全店・会社の経営戦略に沿った販促やブランディングに関わる企画・制作を主に行っています。単に「見た目」を作るだけではなく、実際の現場やお客さまに寄り添った企画やデザインを通して成果を追求するのが、インハウス部署ならではの魅力でもあります。

今回は私の上司 兼 先輩でもある室長の安原さんに、仕事の内容ややりがい、そして温泉道場で叶えたい未来についてお話を聞いてきました。ぜひ最後までお読みください。

ブランドデザインラボでの働き方

ー安原さんの自己紹介をお願いします!

ブランドデザインラボ室長の安原 潤です。2020年に新卒で温泉道場に入社しました。元々はおふろcafé ハレニワの湯がリニューアルする前の「おふろcafé bivouac」に所属していましたが、入社4カ月でブランドデザインラボ(以下デザインラボ)へ異動しました。入社5年目の2024年の4月に室長になり、全社のデザイン全般に関わっています。

ーデザインラボの仕事を教えてください!

デザインラボの仕事は大きく2つに分かれます。1つ目は、店舗の日々の業務を支えるデザイン制作やシーズン企画です。
店舗と伴走しながら、企画〜撮影〜制作〜発信補助などを行っています。業務の幅が広いのですが、各店舗に足を運びながら支配人や店舗メンバーと一緒に、部署としてさまざまな視点のデザインを武器にお店作りを行っています。

2つ目は、新しい店舗や施設のデザイン開発です。
温泉道場の事業は、出発点が「マイナス」な元々赤字経営だった施設を、いかに少ない投資額で最大化していくかを強みにしています。お金をかければ良い空間ができるのは当たり前なので、わたしたちが大事にしているのは「独自固有」であるということです。「どこに工数をかけて魅力を付加するか」と「地域の人たちにとってこの場所になくてはならいない施設とは何か」ということを特に考えます。なので空間作りはもちろんですが、コンセプトを再現するためのコミュニケーションとしての販促やデザインは大切だと思っていて、愛着を持っていただけるような場所を作っていくことを目指しています。

ーやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

やっぱり一番嬉しいのは、自分たちが手掛けた販促やデザインが実際にお客さまに届いて、お客さまが自分達が期待していた反応や過ごしかたをしてくれた時ですね。自分達が一番魅力的に感じていることをお客さまに伝えられたと実感したり、実際に自分達の手で届けて、お店でリアルに観察できる機会があるのが温泉道場のデザインラボならではの魅力だと思います。

反対に、悔しいのは施策やリニューアルの案件に対して、想定より集客ができなかった時。でも、失敗から学ぶことも多いです。デザインラボは、現場支配人やメンバー、社長や役員陣とすぐにコミュニケーションがとれる仲介的な部署でもあるので、スピード感を持って課題からPDCAを回していくのはやりがいがあります。

ー安原さんと温泉道場との出会い、入社のきっかけも知りたいです!

大学時代は建築学科に在籍していたので、設計会社に入ろうと思っていました。
ただ、設計の課題をやっていくうちに、「かっこいい建築物を作るだけでは意味がない。誰がどう使うかまで考えて、見て、自分で運営していきたい!」と考えるようになりました。そこで出会ったのが温泉道場でした。

元々地域活性にも興味があったのですが、当時は地域で活動することが地域活性だと思っていて、面接で「自分が居心地の良いと思える場所を作って、地域の人に喜んでもらいたい」みたいなことを伝えたんです。そうしたら、当時面接をしてくれた温泉道場メンバーに「その考えは甘い」と言われて衝撃を受けたのを覚えています。衝撃すぎてあまり覚えてないんですけど…笑

ただ、実際に温泉道場で働いてみて、全国各地のおふろcaféパートナー店の皆さんと一緒に仕事をしていく中で、地域でお金を生み出すこと、お金が循環して雇用が生まれ、納税することが地域の価値につながっていくと実感しています。「地域で活動することが地域活性」は綺麗事だったと思うし、稼げる力を身につけることの大切さを3年目くらいからじわじわと実感しています。

安原さんの描く、ブランドデザインラボの未来

ーデザインラボの室長という立場になって、とまどったことや変化はありますか?

2024年の4月に室長になりましたが、実は1年前くらいから自分がこの部署の室長になるんだろうなと思っていました。突然というよりは自分の中で心構えをしていたので、とまどいはなかったです。4月は部署が2人体制になり、かなりバタバタでしたが….笑
室長になって一番変わったのは、時間の使い方ですね。以前は制作に集中する時間が多かったのですが、今はミーティングや企画の管理、メンバーのサポートが中心になりました。自分の時間管理をこれまで以上に意識しますし、朝の時間の使い方は特にガラッと変わりました。

あとは、一つの店舗の販促だけでなく全社の販促に対して責任を持つ立場になって指示を出す側になったことも、大きく変化を感じます。温泉道場には営業会議という月1で全店舗の支配人が集まり、振り返りだけでなく3カ月先・半年先の施策を共有する場があるので、そこで経営的な視点や数字も根拠に、販促面で一緒に考えていくことも行っています。

ー安原さんが部署として目指す未来と叶えたい夢を教えてください!

デザインラボを店舗の運営や経営に深く関わりながら成果を出せる部署にしたいと思っています。自社で運営している店舗があるからこそ、ただの制作部隊に留めるのはもったいないなと思っていて。デザインは数字的な成果が見えにくい分野でもありますが、店舗と伴走した成果をしっかりノウハウとして溜めていって、過去を活かして具体的な数字や成果を各メンバーが意識できる部署になることで、より強い販促を作っていけるんじゃないかと思います。

また、部署メンバーの得意や強みを生かしていきたいなとも思っています。デザインラボは本当に業務の幅が広いんですよね。WEB、グラフィック、SNS、撮影、空間、企画….見た目に関わる業務全般を部署として担当しているので、メンバーが全てを同じボリュームで担当するのはやっぱり難しいです。なので、それぞれが得意分野を持って一番個人のパフォーマンスを発揮できる状態を目指したい。役職はもちろんありますけど、フラットに個々の強みを認め合いながら最適を探していければいいですね。

それがいつか『温泉道場のデザインラボがすごい! 他のデザイン会社とは違うらしい!』って業界で話題になったり、取材されたりしたら嬉しいですね。他のデザイン会社とは違う、インハウスだからこそ、独自性のある取り組みをもっと発信していきたいです。

ー安原さんは今後、どんな人と一緒に働きたいですか?

やっぱり「いいものを作ろうとしてる人」ですね。
「いいものを作って、全力で届けたい!」と、熱い思いを持っている人との仕事は一緒に働いていて楽しいです。それで言うと、今のデザインラボメンバーは「いいものを作りたい」という思いを持って、ほどよく自立しながらそれぞれの分野で意志を持って前を向いています。それが本当にありがたいなと思っているので、同じ思いで働いてくれる人が来てくれたら嬉しいです。

ーこのブログを読んでくれたみなさんに一言!

温泉道場のデザインラボでは、アイデアを形にするだけでなく、それが現場でどう使われ、どんな成果を生むのか、デザインを手段にその先にいる「人」と向き合うことまで追求できます。僕の学生時代と同じように『ものを作るだけでは物足りない』と思っている人には、ぴったりの環境だと思います。このブログを読んで、1人でも一緒に働きたいと思ってくださった人がいたら嬉しいです!

—-
新卒・既卒生向け 採用イベントのお知らせ

中途向け 交流イベントのお知らせ

星成美NARUMI HOSHI

Department
(株)温泉道場/おふろcafé utatane/ブランドデザインラボ
Position
副支配人/アートディレクター

福島県 会津若松市生まれ。自然と温泉と美味しいご飯に育てられました、地元愛が大きいです。
趣味は、プリン巡り・純喫茶巡り・映画鑑賞・写真、など… 興味を持つと、とことんのめり込んでしまう性格です。
大学では養護教諭を目指し教育学や心理学などを学びました。教育を通じた子どもの居場所づくりや、親子の豊かなライフスタイルを後押しする場所づくりを目指します。

RECOMMEND

同じカテゴリの記事一覧

RANKING

CONTACT

ONDOでは、地域活性に関する事業や、施設運営のご相談、
ともに地域を沸かしたい方からの採用のお問い合わせなど
随時受け付けております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。