おふろcafé 白寿の湯、支配人の松山です。
おふろcafé utatane にて統括支配人を3年勤め、2022年4月よりおふろcafé 白寿の湯の担当に。あわせて陸上養殖にも携わることになりました。
温泉道場では、プロジェクトチーム(PT)という制度があり、メンバーを社内にて公募したのち、事業のスタートアップに向けて動く取り組みがあります。2021年10月より始動した、海なし県の埼玉で海水魚のサバを育てるプロジェクトは、おふろcafé 白寿の湯の駐車場で行なっています。
おふろ×養殖が作り出す新たなエンターテイメント
温泉道場独自の、温泉道場だから出来る養殖業を実現するためにプロジェクトは動き出しました。
養殖事業が行われている、おふろcafé 白寿の湯は発酵をテーマとしたおふろ屋さんです。
発酵食品を取り入れたお食事と、海水のように塩分濃度が濃い源泉の天然温泉(加温・加水・濾過循環あり)が魅力です。
サバを育てるなら、美味しいサバが食べられるお店にしたい。という思いから鯖料理専門店「SABAR」を運営する「鯖や」さまと共にサバを使ったメニューの協同開発も実施しました。このメニューは通年食べられます。
開業から2カ月足らずで振り出しに
温泉サバ陸上養殖場がオープンして、嬉しい反響とたくさんの期待の声をいただいたのも束の間。サバの大量死というトラブルにより、当初予定していた養殖場見学や釣りのアクティビティを中止せざるを得ない状況になりました。
やはり、生き物を育てることは難しい。
内陸埼玉ので養殖事業の難しさを身をもって体験しました。
サバが育成出来なかった原因は「水」にありました。養殖業は「水」を育てる事業でもあります。海が無くてもサバが育つことの出来る水を作ることは想像以上に難しいことでした。
養殖の専門家の方にアドバイスをいただきながら、水質を見直すなど、日々改善を繰り返して来ました。
ゴールデンウイークには養殖サバをお届けしたい!
現在はゴールデンウイークの出荷に向けてサバの管理を行なっています。メディアの取材依頼や、行政・大学・民間からの問い合わせにも、そろそろお応えできそうです。来年、2023年のゴールデンウィークに、養殖場で育てたサバをお客様に提供できるよう、日々奮闘しています。埼玉県のサバの養殖にぜひ、ご期待ください!
漁業を楽しく知って、体験して、味わえる施設を目指して
おふろcafé 白寿の湯は、サバの養殖以外にも「漁業を楽しく知って、体験して、味わえる」そんな施設を作りたいと考えています。その挑戦のひとつとして、2022年3月7日(サウナの日)と3月8日(サバの日)に、サウナとサバを掛け合わせたイベント「鯖サウナ」を実施しました。サウナに入って、ととのいながらサバを食すというイベントです。
また、魚の「食育」として、毎月料理長による「さばき会」も実施しています。目の前で新鮮な魚を解説しながらさばき、お刺身をふるまうイベントです。
おふろcafé 白寿の湯で、サバと一緒にお待ちしています!
おふろcafé 白寿の湯
埼玉県児玉郡神川町渡瀬337-1
https://ofurocafe-hakujyu.com/ofuro