2020シーズンから温泉道場グループとなったBCリーグ(プロ野球独立リーグ)の球団・埼玉武蔵ヒートベアーズ。温泉道場と株式会社埼玉武蔵ヒートベアーズの代表である山崎と、埼玉武蔵ヒートベアーズの角監督に、今後のヒートベアーズについて考えていることを聞きました。
ーー今季から一緒にやっていくにあたり、お二人はミーティング・意見交換をかさねてきたと思います。山崎さんは、角さんと話してどんな印象をもっていますか?
山崎:角さんと話した時に「想像している監督像と違う」って思いました。BCリーグのことをNPB(※)との比較ではなく、もっと大きく捉えている感じがして、「これは一緒に長くやっていけそうだな」と。
(※NPB=日本野球機構のこと。セ・リーグ/パ・リーグからなるプロ野球をさす)
ーーそもそも、角さんは27歳というすごい若い時に埼玉武蔵ヒートベアーズの監督になったわけですが、どういう経緯だったのですか?
角監督:ほんとうに偶然ですね。2年前、球団内のバランスがくずれたことがあって、監督をする人がいない、ということになって・・・、たぶん順当に行ったら僕なんかまだ監督やってるような立場じゃないのですが・・・。
山崎:角さんは、ヒートベアーズで選手もやってコーチもやって監督もやって、ある意味「ミスターべアーズ」的な人ですね。1年で変わっちゃう監督もいる中で、中長期的に関わっているなあと。
角監督:そうですね選手2年、選手コーチの兼任2年。その経験がなかったら今の考え方はなかったです。
世間的にはBCリーグはBCリーグで、あくまでNPBに肩を並べることは無理、と思っている人たちが多いんですが、それではBCリーグには先がないと思っています。BCリーグはBCリーグでもっと魅力的なものにならないといけない。でも実際は「無理でしょう」みたいな感じの反応をされることが多いので、ここまで共感してくれるのは山崎さんくらいですよ。
山崎:わかります。温泉道場もベンチャーからはじめて、温浴業界に新しいスタイルを作りたいと思ってやってきました。いまでこそ「おふろcafé」が受け入れられるようになったけど、最初の頃は「何わけわかんないこと言ってるの?」と言われることも多かった。でも夢を実現化していくことはできるんです。
たくさんのファンやスポンサーに応援してもらうために
ーーローカルでたくさんのファンやスポンサーに応援してもらうために、今後やっていきたいことってありますか?
角監督:強化したいのは、球場の雰囲気づくりです。球場に入ってくる人たちが最初に「うわーすごい!」ってなるのは球場の雰囲気だったり熱量だったりすると思うんです。そういう雰囲気を地元の人に見せたい。そしてその中でプレーする選手は「もっとすごい!」って思ってほしい。
自分が球場で刺激を受けたのは高校野球。横浜出身なので神奈川の高校野球は準々決勝の段階で横浜スタジアムが満員になるんです。立ち見で満員。自分の兄があのたくさんの観客が見る中でプレーしているって思った時に「すごい」って思ったのが、今の考えの原点です。
山崎:われわれも最初に行った試合が思い出深いものになるような空間演出ができればと思っています。温泉道場は空間演出をする得意としている会社なので。
ーーそこで埼玉武蔵ヒートベアーズ、ボールパーク構想が出てくるのですね。
埼玉武蔵ヒートベアーズ ボールパーク構想とは
山崎:埼玉武蔵ヒートベアーズが思い描く未来を絵にしました。この絵は、温泉道場の絵が得意なメンバーが書いたものです。温泉道場にも叶えたい未来を描いた図があるのですが、それの埼玉武蔵ヒートベアーズバージョンがこちらです。
埼玉武蔵ヒートベアーズを運営する株式会社埼玉武蔵ヒートベアーズの企業理念は「野球から文化を発信する」です。これは野球・球場をハブ(媒体)として、生活全般を楽しくさせるいろいろなことを発信していきたいということを表現しています。
ーー壮大な構想ですね。すでに実施しているものもありますが、どれくらいでの実現を考えていますか?
山崎:全部を実現するには十数年はかかってしまいますが、できる部分からどんどん実現していきたいと思っています。べアーズカフェは比較的近いうちにお見せできるかもしれません。
ーー楽しみですね。角さん、チームとしては今シーズンは選手たちにどういう話をしているのですか?
角監督:「オレらプロ野球チームだよ。プロとしての責任を持ちなさい」ということを伝えています。グラウンドに最初に出た時に選手に伝えたのは「君らにとっては72試合かもしれないが、見に来た人には、はじめての1試合かもしれない」と。毎試合ベストなパフォーマンスをファンに見せるために戦う。そこに必要なピースになってほしいと伝えています。その先に優勝というものもつながってくると思っています。
ーー角さんの今後の夢はありますか?
角監督:今後はNPBよりも大きい応援団か合唱団か・・・とにかく、一緒に闘う思いを持った人を増やしたいです。あとはサッカーの「天皇杯」みたいなことができればいいなと思っています。
ぼくらのリーグは夢がもてる、大きな達成感を持てる場所です。一緒に応援して戦ってくれる人がいたら嬉しいなと思います。
■埼玉武蔵ヒートベアーズ
http://www.musashibears.com/
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