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【地域の観光をお湯が沸くほど熱くしたい】第3回「観光道場」を開催しました。その直後に・・・

温泉道場

温泉道場 経営企画室/FC・コンサルティング室の三ツ石です。温泉道場では、2019年10月8日に第3回観光道場を開催しましたので、その模様をご報告します。

観光道場とは

「観光道場」は、「地域の観光をお湯が沸くほど熱くしたい!」との想いから、ときがわ町およびその周辺の観光振興に関心を持つ人々の学びと交流の場として、温泉道場が地域への貢献活動の一環として関係者のご協力を得ながら運営している勉強会兼交流会です。

2019年6月から2月に1回のペースで開催しており、第1回(6月14日)は観光の地域経済への波及効果、第2回(8月5日)は本年3月に策定された町の第二次観光振興基本計画および地域資源の発掘・発信・継承をテーマに議論してきました。

今回のテーマは「災害時に観光施設が出来ることすべきこと」

そして、第3回目となる今回は、10月8日(火)に、「災害時に観光施設が出来ることすべきこと」をテーマに開催しました。

勉強会では冒頭、観光道場会員の太田正隆さんから、自然災害の多いわが国で観光立国・観光地域づくりにあたって重要となる災害時への備えや実際の対応について紹介していただきました。

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(太田正隆さん講演風景)

太田さんからは、国や他の地域の政策・計画、民間事業者の対応について、太田さんが実際に経験された3.11東日本大震災や2018年9月の北海道胆振東部地震でのホテルや会議場の対応も含め、詳細かつリアルにお話しいただきました。

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(2011年東日本大震災での観光施設の対応の紹介)

その後の交流会では、ラゴムカフェ(ときがわ町)に用意いただいた地域の野菜や旬の原木まいたけを使った軽食をいただきながら、参加者から自分たちの地域や事業・施設にあてはめて、災害対応としていまどんなことをしているか、今後どのようなことが出来るか議論しました。その中では、ときがわ町にも残っている木造伝統工法でリユース可能な仮設住宅を作るといった話のも出てきました。

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(ラゴムカフェ特製 ときがわ産原木まいたけとレンコンのサラダ)

こうして第3回観光道場は、盛会の後に終了したのですが・・・

災害は本当にいつ来るか分からない

この週の土曜日、10月12日(土)、台風19号が東日本を襲い、ときがわ町とその周辺も土砂災害や川の増水・氾濫に見舞われました。

第3回観光道場に参加していた温泉道場の松澤(第3営業部 部長)は、12日の夜、自らが担当する「BIO RESORT HOTEL & SPA O PARK OGOSE(オーパークおごせ)」(越生町)で、行政の依頼を受けて施設を臨時の避難所として開放、住民の皆様の受入れを行いました。

また、「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」(ときがわ町)は、昨年9月に温泉道場がときがわ町と締結した「災害時の入浴機会の提供に関する協定」に基づき、10月15日夜から、床上浸水などの被害を受け自宅でおふろに入ることが困難になった住民の方に、一定期間、温泉に無料で入っていただく取り組みをとりました。

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(昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉)

災害はいつ来るか分からない、備えを怠ってはならないということを痛感した次第です。

なお、ときがわ町やその周辺の地域は、今回、残念ながら災害で有名になってしまいましたが、多くの観光関連施設は元気に営業を行っております。これから秋の行楽シーズンも本番、ぜひ観光にお運びいただければ幸いです。

最後になりましたが、このたびの台風19号による被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を祈念しております。

温泉道場ONSEN DOJO

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