目次
こんにちは。ときたまひみつきちCOMORIVERの馬部です。
この記事では、当施設で行われた「エストニア夏至祭」の様子についてお伝えします。
ときたまひみつきちCOMORIVERとは?
ときたまひみつきちCOMORIVER(コモリバ)は、埼玉県比企郡ときがわ町にあるグランピングリゾートです。
ときがわ町は、人口約1万人の小さな町。町名の由来にもなった「都幾川(ときがわ)」のほとりにあるのが、コモリバです。コモリバは、客室数全12部屋の小さな宿泊施設です。清流が目の前という立地を生かし、近年はアウトドアサウナにも力を入れています。
なぜコモリバで「エストニア夏至祭」?
コモリバには、エストニア製のイグルーサウナというアウトドアサウナがあります。エストニアの職人の手しごとの美しさと丁寧さを感じられる、個性的なサウナです。
初めてコモリバで「エストニア夏至祭」を行ったのは、2021年の6月後半。2021年は、エストニアと日本の友好100周年という節目の年でした。そこで、イグルーサウナを持つコモリバから、エストニア大使館へアプローチ。コモリバという場を使って、エストニアの文化を日本の人に伝え、両国の交流を促進する取り組みができないかとご相談。それがきっかけで、「エストニア夏至祭」を開催することになりました。
エストニアへの留学経験
このイベントを発案できたのは、わたしがエストニアに留学していた経験があるからです。2018年の9月から約1年間、エストニアのTartu Ülikool(タルトゥ大学)に交換留学をしていました。
エストニアは、日本の九州くらいの面積に約130万人くらいの人々が住む小さな国。そんなエストニアで、私はエストニアの文化と自然、それからエストニアのサウナに恋に落ちました。
あまり知られていませんが、エストニアはサウナ大国。なんと、エストニアのサウナ文化「Võru(ヴォル)地方のスモークサウナの伝統」はユネスコの無形文化遺産に登録されているのです。そして、タクシーやバスや消防車までサウナにしてしまう、そんなサウナ愛にあふれた国です。
エストニアとのつながり
「エストニアの夏至を、日本のときがわ町で再現し、コロナ禍でも日本にいる人たちにエストニアの文化に触れてもらいたい」とエストニア大使館に相談したのが、2021年の春。エストニア大使館の協力・協賛という形で、日本でエストニアにかかわる活動をしている方々をご紹介していただきました。
そして、小さなときがわ町にエストニアの「もの」「こと」、そして「人」が集結。夏至祭のシンボル「巨大焚き火」を中心に、エストニア料理のワークショップや、エストニア食品・製品の販売、それからサウナの体験で、エストニアの文化を五感でお楽しみいただけるイベントとなりました。
そして、2回目の開催へ
2021年の第一回目「エストニア夏至祭」は、4月のミーティングで発案してから、約2カ月という短期間で開催。そのため、仕事の進め方も、イベントの進め方も、なにもわからないまま開催し、たくさんのお客様にお越しいただきましたが、やはりうまく進めることのできない部分が多々ありました。
その反省を活かし、2022年の夏至祭は冬から着々と準備。ウクライナ情勢等もあり、物流など思うようにいかないこともありました。しかし、地域の方と連携したマルシェ、対面でのエストニア料理ワークショップ、「小麦の奴隷ときがわ町店」とのメニュー開発、エストニアを感じる様々なサウナオプションなど、昨年よりも多様な取り組みに挑戦できました。
「エストニア」という国の名前さえ知らない方が、コモリバにふらっと立ち寄って、「エストニアに行ってみたい」と思って帰ってくれる。その様子が、本当に嬉しかったです。
エストニア大使館のみなさまもご来訪!
そんな「エストニア夏至祭」ですが、エストニア大使館のみなさまや、日本とゆかりのあるエストニアのみなさまにもお越しいただきました。夏至祭のシンボルとなる巨大焚き火を楽しんだり、川床エリアでBBQを楽しんだり。もちろんコモリバのサウナにも入っていただきました。コモリバスタッフがDIYで作った川床スライダーも、みなさまに大人気!
これからの取り組み
2年連続で行ってきた「エストニア夏至祭」。とても嬉しいことにいずれも好評で、これから毎年恒例のイベントとして開催し続けていくことができそうです。
これからもコモリバを、エストニアと交流し、エストニアの文化を発信し、エストニアへの理解を深めていく、そんなことができるグランピングリゾートにしていきたいです。エストニア現地とつないでリアルタイムで交流したり、生産者の方から直接エストニアの製品を輸入したり、まだチャレンジしたいことがたくさんあります。
イグルーサウナのあるコモリバでは、一年を通してエストニアの魅力を発信しておりますので、みなさまぜひ一度お越しください!