民間・行政問わず、存続に困っている温泉施設の事業承継や再生、地域活性化をコンセプト立案からリノベーション・運営までワンストップで行います。
民間施設の再生事例
三重県四日市市
昭和45年開業の「天然温泉ユラックス」を事業承継し、コンセプトを「現代の芝居小屋」として2017年にリニューアルオープン。浴衣の貸し出し、縁日娯楽、ステージショーなどで、非日常のエンタメを提供しています。
施設の老朽化が進み、周囲に新しい温浴施設が開業する中で、温浴施設の売上だけでは経営が困難になっていました。 「カフェ」「テーマパーク」「宿泊」を備えた複合施設に業態変更をし、今まで来店するきっかけのなかったお客様にも認知を広げました。
もともとの健康ランドであった建物をシックな黒基調で塗装することで高級感を出し、 木材で周辺を覆うことで、木のぬくもりと重厚な雰囲気を演出しました。
東海道の宿場町、寺社仏閣や芝居小屋をテーマに意匠を一新し、デッドスペースであった空間に、 尾鷲産の杉を使った「行燈タワー」や2階半個室スペース「宙ラウンジ」を増設しました。
木材を使った男女それぞれ14室のカプセルホテルを新規で追加。 営業時間を23時間に延ばし、深夜滞在できる事と併せて三重県内の観光の拠点としました。
地元グルメの「四日市とんてき」や尾鷲で創業100年の長久丸のマグロの「マグロ丼」など、 三重県ならではのお食事のラインアップを揃えました。 地元の生産者さんや漁師さんのこだわりを活かしたメニューの開発・提供を行っています。
大衆演劇を上演していた大広間を、芝居小屋にリノベーション。 パフォーマンスやアイドルライブなど多様な活用をしています。
Kii companyと共に地域と向き合う人々の声をお届けします。
詳しく見る
行政施設の再生事例
三重県いなべ市
コロナ禍で経営に困っていた行政所有の温泉施設「阿下喜温泉あじさいの里」を2024年にリノベーション。施設全体を「いなべ 阿下喜 ベース」とし、食堂・サウナラウンジ・コンテナホテルを併設した複合商業施設にしました。
コンパクトな「まちの温泉」としての機能、観光客の周遊拠点の機能の両方を維持できるよう、エリアの課題や特性のヒアリングを行いコンセプトを作りました。 フィンランドやドイツのサウナ体験を元にした、現代の健康増進施設のあり方を考えて、温泉・食・サウナ・街歩きを提案する複合施設として運営しています。
自然との調和をテーマに、藤原岳を借景に緑を活かしたシックな色合いに外観をリニューアル。
天井の高さを活かした開放感とラグジュアリーさを備えたロビー、 地域の観光拠点になるような大きな手書きマップの黒板、市内各施設のパンフレットなどを取り揃えました。 リニューアル前のお客様には違和感がないようシンプルな入館動線はそのまま残し、 無料コーヒーやコミック、雑誌などのサービスを付加しました。
最大5名まで宿泊できるコンテナ型のホテル「AGEKI BASE HOTEL」を6棟新設しました。
地元の地産地消メニューで人気食堂であった「上木食堂」を誘致し、 一部内装の移築や席数の増加、ペット同伴可能エリアなども追加しました。
サウナ愛好者から初めての方まで楽しめる3種類のサウナと開放感あふれる水風呂、 外気浴スペースを備えた男女共用で利用できる「サウナラウンジSerow」を新設。
お問い合わせ・ご相談
温浴施設の経営相談、視察や経営サポート、法人提携や採用など、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから